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“特殊効果の神” フィル・ティペットのストップモーションアニメ「マッドゴッド」
2022年9月30日“特殊効果の神” フィル・ティペットが生み出した執念と狂気のストップモーションアニメ「マッドゴッド」が、12月2日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかで全国順次公開。ポスタービジュアル、日本版予告、場面写真が解禁された。 「スター・ウォーズ」「ロボコップ」「スターシップ・トゥルーパーズ」シリーズなど数々のヒット作を手掛け、アカデミー賞を2度受賞、その後のSF作品に計り知れない影響を与えた巨匠フィル・ティペット。「人生にはフィル・ティペットが必要だ」(スティーヴン・スピルバーグ)、「巨匠であり、師であり、神だ」(ギレルモ・デル・トロ)、「彼以上のマスターはいない」(ポール・ヴァーホーヴェン)と、ハリウッドの大物監督たちも敬愛を表明している。 今から約30年前、ティペットは「ロボコップ2」(90)の撮影後に本作「マッドゴッド」のアイデアを閃き、地道に製作を続けていた。だが、「ジュラシック・パーク」(93)で映像表現は転換期を迎え、手作りの視覚効果から本格CGの時代に突入、ティペットは「俺の仕事は絶滅した」とプロジェクトを中断した──。 それから20年後。ティペット・スタジオの若きクリエイターたちが倉庫を掃除しているときに奇跡的に当時のセットを発見し、彼らの熱望により企画が再始動。フィルは新世代のアーティストや職人に教え、愛情込めた作品を甦らせたのだった。さらに、クラウドファンディングで世界中のファンの支援も獲得。2021年シッチェス映画祭で上映され、「世紀の傑作」(IndieWire)、「こんな映画はかつてなかった」(Los Angeles Times)、「映画美術界へのねじ曲がった賛辞」(Film Threat)、「まさしく愛の結晶」(AIPT)と称賛された。 「天国よりも地獄に惹かれる」と語るティペットの潜在意識から溢れ出したのは、誰も見たことのない暗黒世界。孤高のアサシンが荒廃した地底に潜り、拷問された魂、老朽化した地下壕、蠢くクリーチャーたちの間を巡っていく。なお、「レポマン」「シド・アンド・ナンシー」のアレックス・コックス監督が、人類最後の男〈ラストマン〉役で登場するのも見どころだ(上の場面写真の2枚目)。 予告編では、緻密な造形の数々とともに圧倒的なダークファンタジー世界が映し出される。ポスタービジュアルは、「ミッドサマー」「TITANE/チタン」「LAMB/ラム」などを手掛けたグラフィックデザイナーの大島依提亜がデザインした。 Story 人類最後の男に派遣され、地下深くの暗黒世界に降りて行った孤高のアサシンは、化け物たちの巣窟と化したこの世の終わりを目撃する。 「マッドゴッド」 監督:フィル・ティペット 出演:アレックス・コックス 2021年/アメリカ/84分/1.78:1/カラー/5.1ch/原題:MAD GOD/日本語字幕:高橋彩/PG12 ©2021 Tippett Studio 提供:キングレコード、ロングライド 配給:ロングライド 公式サイト:https://longride.jp/mad-god/ -
“最後の聖夜” を捉えた予告編到着。キーラ・ナイトレイ主演「サイレント・ナイト」
2022年9月30日キーラ・ナイトレイ、ローマン・グリフィン・デイヴィス、リリー=ローズ・デップら共演で、“地球最後のクリスマスイブ” を迎えた家族を描く「サイレント・ナイト」が、11月18日(金)よりグランドシネマサンシャイン池袋ほかで全国公開。メインビジュアルと予告編が到着した。 今日はクリスマスイブのディナーパーティー。ネル(キーラ・ナイトレイ)とサイモン(マシュー・グード)夫妻および息子のアート(ローマン・グリフィン・デイヴィス)ら家族のもとに、親友たちが次々と集まってくる。しかし、今年のクリスマスはいつもと違っていた。あらゆる生物を死滅させる謎の猛毒ガスが地球全土を巡り、明日にもイギリスに到達するのだ。大人たちはパーティーを満喫した後、政府が配布した自殺薬〈EXITピル〉を飲み、共に “尊厳ある死” を迎えるという協定を結んでいる。果たして彼らは “最後の聖夜” をどう過ごすのか──。 パーティーの模様を捉えた予告編。ネルは「安らかな死に」と乾杯の音頭を取り、何も知らない子どもたちに「親として分かってほしいの。私たちは悪くない」と説明するが……。人類は本当に絶滅するのか、もしも自殺を推奨する政府が間違っていたら? ブラックユーモアとサスペンスが渾然一体となった狂騒劇に注目だ。 © 2020 SN Movie Holdings Ltd 配給:イオンエンターテイメント、プレシディオ ▶︎ キーラ・ナイトレイ主演。地球最後のクリスマスイブを描く「サイレント・ナイト」 -
村上春樹ライブラリーのイメージ映像が「背 吉増剛造×空間現代」と同時上映
2022年9月29日現代詩人・吉増剛造が先鋭的なオルタナティブロックバンド・空間現代と2019年に京都のライブハウス〈外〉で行った朗読ライブ〈背〉。その模様を七里圭監督が記録し、第20回リスボン国際ドキュメンタリー映画祭インターナショナルコンペティションへの出品が決まった「背 吉増剛造×空間現代」が、10月8日より新宿k‘s cimemaほかで全国順次公開される。このたび同作と併せ、2021年の国際文学館(村上春樹ライブラリー)開館時に七里監督が製作した「村上春樹ライブラリー・イメージ映像」のフルバージョン(10分)が上映されることが決定した。今回が初めての劇場公開となる。 「村上春樹ライブラリー・イメージ映像」は、村上春樹がアンデルセン文学賞を受賞した際のスピーチに触発されて製作したもの。上映の日時と場所は以下の通り。 【日時】10/9(日)、10(月・祝)、15(土)、16(日)、22(土)、23(日)の「背 吉増剛造×空間現代」各回上映前 【場所】新宿K’s cinema 七里圭監督の「村上春樹ライブラリー・イメージ映像」製作にあたってのコメント 国際文学館(村上春樹ライブラリー)開館記念の映像をどういうものにするか。構想するにあたって、(開館に寄せて村上春樹氏が掲げたキャッチフレーズ)「物語を拓こう、心を語ろう」について熟考することにしました。 そのヒントになったのが、アンデルセン文学賞の受賞スピーチです。このなかで春樹氏は、「小説を書くとき、物語の暗いトンネルを通りながら、まったく思いもしない僕自身の幻と出会います。それは僕自身の影に違いない」「影を排除してしまえば、薄っぺらな幻想しか残りません。影を作らない光は本物の光ではありません」と述べています。 それは、春樹氏の小説に取り組む姿勢をつまびらかに語るとともに、私たちが今生きる社会、現代文明のひずみ、その問題の本質を照射するスピーチであったと考えています。特に「影を作らない光」というメタファーは、都合の悪いものを排除し、どんどん白々と明るく清潔になっていく世の中、人間への警句に思えました。──七里圭 ©charm point 企画・製作・配給:チャーム・ポイント ▶︎ 詩人・吉増剛造とオルタナティブロックバンド・空間現代が対峙!「背 吉増剛造×空間現代」 -
注目女優トーマシン・マッケンジーのインタビュー映像到着。「ドライビング・バニー」
2022年9月29日人生どん底でも情とウィットを忘れないシングルマザーのバニーが “子ども奪還作戦” に突っ走る姿を描き、第20回トライベッカ映画祭審査員特別賞に輝いた「ドライビング・バニー」が、9月30日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほかで全国公開。バニーの姪トーニャを演じたトーマシン・マッケンジー(「ジョジョ・ラビット」「ラストナイト・イン・ソーホー」「パワー・オブ・ザ・ドッグ」「オールド」)のインタビュー映像と新たな場面写真が到着した。 ある事情から妹夫婦の家に居候するバニー。幼い娘とは監視付きの面会交流しかできないが、笑顔と気の利いたトークで車の窓拭き仕事をしながら必死に生きている。夢は娘の誕生日までに新居へ引っ越し、家族水入らずの生活を再開すること。そんなある日、妹の新しい夫ビーバンが継娘のトーニャに言い寄る光景を目撃したバニーは、カッとなってビーバンに立ち向かうも家を叩き出されてしまう。「家なし、金なし、仕事なし」で運の尽きたバニーは、救い出したトーニャと共に、ルールもモラルも完全無視の “子ども奪還作戦” に突っ走るが……。 インタビュー映像で、脚本を読んで「意味があり、語るに値する物語」だと思ったこと、「主人公、監督、撮影監督、編集者、プロデューサーも女性で、背景にある女性パワーに魅力を感じた」ことが出演の決め手になったと語るトーマシン。 近年はハリウッドでも活躍する彼女だが「母国ニュージーランドの映画産業に貢献したかった」と言い、同国での顔見知りとの撮影はリラックスして臨めた様子。映画監督の父と女優の母とも仕事を共にしたプロデューサーのエマ・スレイドと組めたことも喜ぶ。さらに、「オークランドに住む姉に子供が生まれてワクワクしている」とプライベートな一面も覗かせる貴重なインタビュー映像となっている。 © 2020 Bunny Productions Ltd 配給:アルバトロス・フィルム ▶︎ 注目の若手俳優トーマシン・マッケンジー出演。奮闘と希望のロードムービー「ドライビング・バニー」 -
鈴鹿央士、柄本明、坂井真紀、戸田菜穂ら参戦。連続殺人犯 vs 検事の攻防劇「ロストケア」
2022年9月28日第16回日本ミステリー文学大賞新人賞に輝いた葉真中顕のデビュー小説を、松山ケンイチと長澤まさみの共演で、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲のメガホンにより映画化した「ロストケア」が2023年春に全国公開。第2弾キャストとして鈴鹿央士、坂井真紀、戸田菜穂、峯村リエ、加藤菜津、やす(ずん)、岩谷健司、井上肇、綾戸智恵、梶原善、藤田弓子、柄本明が発表された。 早朝の民家で老人と訪問介護センター所長の死体が発見された。捜査線上に浮かんだのは、死んだ所長と同じセンターに勤める斯波宗典(松山ケンイチ)。彼は献身的で慕われる青年介護士だった。検事の大友秀美(長澤まさみ)は、同センターで老人の死亡率が異常に高いことを突き止め、真実を明らかにすべく斯波と対峙する。 すると斯波は犯行を認めるも、自分のしたことは「殺人」ではなく「救い」だと主張する。斯波の言う「救い」とは一体何なのか。なぜ、心優しい青年が未曽有の連続殺人事件を起こしたのか。斯波の揺るぎない信念に向き合い、真相に迫る時、大友の心は激しく揺さぶられる──。 鈴鹿央士は大友秀美をサポートする検察事務官、柄本明は斯波宗典の父を演じる。両者のコメントは以下。 鈴鹿央士 松山さんと長澤さんのお芝居を特等席のような場所で見て感じることが出来て本当に幸せでした。 今まで、親や祖父母や曾祖母に介護が必要となる時がくることについて、きちんと考えたことがありませんでした。今回脚本を読んで自分の身に置き換えた時、沢山のことを考えさせられました。僕は数学が好きで、今回の役柄も数学的な知識を駆使して事件を解決に導く大事な役だったので、大切に演じようと思いました。 柄本明 前田監督から手紙まで頂いたので、やるしかないと思いました。 私はいつも役を演じる際は、「脚本読んで」「台詞を言う」。これを大切にしています。 松山さんと親子の役を演じて、あらためて松山さんに才能を感じました。 ©2023「ロストケア」製作委員会 配給:日活、東京テアトル ▶︎ 松山ケンイチ × 長澤まさみ。ヒューマンサスペンス「ロストケア」が2023年公開