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セーラー服と機関銃
遠い血縁関係にあるヤクザの親分が死んで跡目を継ぐことになった女高生が四人の子分と、対立する組織に戦いを挑む。赤川次郎の同名の小説の映画化で、脚本は「陽炎座」の田中陽造、監督は「翔んだカップル」の相米慎二、撮影は「獣たちの熱い眠り」の仙元誠三がそれぞれ担当。60点 -
遠雷(1981)
宇都宮を舞台に、都市化の波に流される人々の中で、土地にしがみつき、トマト栽培に賭ける青年の姿を描く。野間新人文芸賞を受賞した立松和平の同名の小説の映画化で、脚本は「ひと夏の体験 青い珊瑚礁」の荒井晴彦、監督は「狂った果実(1981)」の根岸吉太郎、撮影は「スローなブギにしてくれ」の安藤庄平がそれぞれ担当。90点 -
蔵の中
蔵の中に住む胸を病む姉と、彼女を慕い看病する弟の妖しい関係を描く。横溝正史の同名の小説の映画化で、脚本は「愛獣 悪の華」の桂千穂、監督は「ザ・ウーマン」の高林陽一、撮影も高林陽一と津田宗之がそれぞれ担当。 -
無力の王
横浜を舞台に、日曜の午後から月曜の朝までの十七時間の間に出会った女子大生と、青年たちの出来事を描く。'80年に設けられた〈ニッポン放送青春文芸賞〉の第一回受賞作の映画化。原作は同賞受賞作、粕谷日出美の「無力の王」と同賞佳作の東像雅紀の「八月は夏の終り」を合せたもので、脚本は「十八歳、海へ」の渡辺千明、監督はこの作品がデビュー作となる石黒健治、撮影は「さらば映画の友よ インディアンサマー」の長谷川元吉がそれぞれ担当。 -
陽炎座
たび重なる偶然から知り合った品子という謎の美女の誘いで現世ともあの世ともつかぬ世界で翻弄される劇作家の姿を描く。泉鏡花の同名の小説の映画化で、脚本は「ラブレター」の田中陽造、監督は「ツィゴイネルワイゼン」の鈴木清順、撮影も同作の永塚一栄がそれぞれ担当。48点 -
なんとなく、クリスタル
アルバイトでファッションモデルをやりながら、大学へ通う女子学生の姿を描く。クリスタル族という流行語まで生んだ田中康夫の同名のベストセラー小説の映画化で、脚本、監督はこの作品がデビュー作となる松原信吾、他に東海洋士、田中晶子が脚本を共同執筆、撮影は「サッちゃんの四角い空」の長沼六男がそれぞれ担当。 -
泥の河
大阪安治川河口を舞台に、河っぷちの食堂に住む少年と、対岸に繋がれた廓舟の姉弟との出会いと別れを描く。第十三回太宰治賞を受賞した宮本輝の同名の小説を映画化したもので、脚本は人気TVシリーズ「金八先生」の重森孝子、監督は浦山桐郎監督に師事し、これが第一回作品となる小栗康平、撮影は「泣く女」の安藤庄平がそれぞれ担当。 -
青春の門(1981)
北九州の筑豊を舞台に主人公の青年の生いたちと、上京するまでを、激しく生きる大人たちの世界の中で描く。五木寛之の同名のベストセラー小説の映画化で、過去に東宝で浦山桐郎監督によって「青春の門(1975)」「青春の門 自立篇(1977)」の二作が映画化されている。また松竹の人気女優、松坂慶子がはじめて東映に出演している。脚本は「徳川一族の崩壊」の野上龍雄、監督は「象物語」を監修した蔵原惟繕と「復活の日」の深作欣二の共同、撮影は「さらば、わが友 実録大物死刑囚たち」の仲沢半次郎と「忍者武芸帖 百地三太夫」の中島徹が共同で担当。90点 -
風たちの午後
「ハッピーストリート裏」などの自主上映作品の助監督を務めてていた矢崎仁司の監督デビュー作品。プロダクション爆が700万円を投じた文芸大作。生活を共にする二人の女と、彼女たちの前に現れた一人の男を中心に、消えかけた情愛とわき起こる憎悪を鮮烈なタッチで描いていく。主演はMr.スリムカンパニーの綾せつ子、文芸座の伊藤奈穂美など。脚本は長崎俊一と矢崎監督の共同執筆。共演は杉田陽志、阿竹真理など。2019年3月2日よりデジタルリマスター版が順次公開(配給:映画24区)。 -
アナザ・サイド
フジ8ミリコンテストで優秀賞を獲得した山川直人監督が、池袋文芸座との提携によって製作した。「物質的豊かさの中にひたっている現代の若者たちが、それにみあうだけの精神力を養わなければならない」と監督自らが言うように、この映画では自らの意識を変革しようと彷徨しながらも、成長していく若者達の姿を捉えていく。撮影は宮川一夫の門下である林渉。出演は室井滋、内藤剛志、里亮弘など。