アヌシー映画祭で最高賞。フランスの国民的児童書をアニメ映画化した「プチ・ニコラ パリがくれた幸せ」
- アラン・シャバ , プチ・ニコラ パリがくれた幸せ , ルネ・ゴシニ , ジャン=ジャック・サンペ , アマンディーヌ・フルドン , バンジャマン・マスブル , ローラン・ラフィット , シモン・ファリ
- 2023年03月03日
世界中で愛されるフランスの児童書『プチ・ニコラ』をアニメ映画化し、第75回カンヌ国際映画祭スペシャル部門に出品、2022年アヌシー国際アニメーション映画祭でクリスタル賞(最高賞)に輝いた「プチ・ニコラ パリがくれた幸せ」が、6月9日(金)より新宿武蔵野館、ユーロスペースほかで全国順次公開。ポスタービジュアルが到着した。
いたずら好きの小学生プチ・ニコラとクラスメイトたちの愉快な毎日を描いた児童書『プチ・ニコラ』。フランスで50年以上愛され、世界30カ国で翻訳されている。映画は、親友同士である原作者ジャン=ジャック・サンペとルネ・ゴシニの喪失と創造の人生ドラマに、『プチ・ニコラ』の世界を合わせて描かれる。映画化にあたり、ジャン=ジャック・サンペはグラフィック・クリエーターとして参加。亡きルネ・ゴシニの記録に基づくリアリティを大切にしたという。
プレミア上映されたカンヌ国際映画祭では「繊細で優しさにあふれた傑作」(Le Monde)、「心があたたまり、喜びに溢れる1本」(Screen Daily)と称えられ、アヌシー国際アニメーション映画祭で最高賞、プチョン国際アニメーション映画祭とケンブリッジ映画祭で観客賞を受賞。第1回新潟国際アニメーション映画祭(3月17~22日開催)コンペティション部門への出品も決まり、アマンディーヌ・フルドンとバンジャマン・マスブルの両監督を迎えてのジャパンプレミアが行われる。
原作者のサンペはカンヌでの上映やアヌシーでの受賞を見届けたのち、2022年に89歳で亡くなった。人気者ニコラと原作者ふたりの愉快で温かな物語に魅了される。
Story
パリの街並みを臨む小さなアトリエ。イラストレーターのサンペと作家のゴシニは、いたずら好きな男の子のキャラクター、ニコラに命を吹き込んでいた。大好きなママのおやつ、校庭での仲間たちとの喧嘩、先生お手上げの臨海学校の大騒ぎ……。ニコラを描きながら、サンペは望んでも得られなかった幸せな子供時代を追体験していく。また、ある悲劇を胸に秘めたゴシニは、物語に最高の楽しさを与えていった。児童書『プチ・ニコラ』の心躍る世界を創造しながら、激動の人生を思う。そんなふたりの友情は、ニコラの存在によって永遠のものとなっていく。
「プチ・ニコラ パリがくれた幸せ」
原作:ルネ・ゴシニ、ジャン=ジャック・サンペ
監督:アマンディーヌ・フルドン、バンジャマン・マスブル
脚本:アンヌ・ゴシニ、ミシェル・フェスレー
音楽:ルドヴィック・ブールス
声:アラン・シャバ、ローラン・ラフィット、シモン・ファリ
原題:Le Petit Nicolas - Qu'est-ce qu'on attend pour être heureux?/フランス/2022/仏語/ビスタ/5.1ch/86分/字幕翻訳:古田由紀子/原作:「プチ・ニコラ」(世界文化社刊)/映倫:G/後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本/配給:オープンセサミ、フルモテルモ
公式HP:petit-nicolas.jp
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