「がんばれ!ルーキー」のストーリー
12歳のへンリー・ローウェンガートナー(トーマス・イアン・ニコラス)は、メジャーリーグの弱小球団シカゴ・カブスの熱狂的フアン。ある日、彼は飛んできたフライを捕ろうとして転倒し、腕を複雑骨折する。4か月後、ギプスが外れた時、彼の腕は腱の異常収縮で時速160キロの豪速球を投げられるようになっていた。次期オーナーの座を狙う野心家ラリー(ダン・へダヤ)は早速、史上最年少のルーキーとして彼を入団させる。憧れの投手ステッドマン(ゲイリー・ビジー)やマルティネラ監督(アルバート・ホール)、変人のコーチ、ブリクマ(ダニエル・スターン)らが見守る中、へンリーは次々に三振を奪い、チームは優勝を目指して快進撃を統けた。スーパースターとなった彼と、親友のクラーク、ジョージらと亀裂が生まれた。ママのメリー(エイミー・モートン)はボーイフレンドで、へンリーのマネジヤー気取りのジヤック(ブルース・アルトマン)が息子を勝手にヤンキースと契約したことを知って彼を追い出す。へンリーはクラークたちと仲直りし、学校へ戻ることを決意する。リーグ優勝戦の日、監督は先発にベテランのステッドマンを起用する。9回までよく抑えたが、彼の肩も限界にきて降板。へンリーはマウンドに上がったが、転んだ拍子に突然、肩が元に戻ってしまう。彼は機転を利かせた作戦で見事、試合に勝つ。数カ月後、仲間たちと元気に草野球に興じるへンリーの姿があった。