「ソフィー・マルソー 恋にくちづけ」のストーリー

南仏。コートダジュールの海面を疾走する大型クルーザーを、たくましい肉体が自慢げなステファン・マルジェル(ジャン・ポール・ベルモンド)が操作している。彼は実業家。美貌の妻ソフィ(マリー・ラフォレ)がいながら、浮気に余念がないスゴ腕のプレーボーイだ。ある日、パリに旅するというソフィを送りに行った飛行場で、一人の娘に出会った。名前をジュリー(ソフィー・マルソー)という18歳のパリ娘だ。妻ある男と別れたところだ。キザな文句で口説くと車に同乗させた。どこも都合がわるく結局自宅に彼女を連れ込んだステファンのもとに、旅立ったはずのソフィが現われた。あせった彼はジュリーが僕の前の妻との間にできた娘だと口ばしってしまった。翌朝、ソフィがジュリーと行動を共にしたがった。悪いことに、その日は美術館建設の助成金問題で、政府の役人ルソー(ミシェル・ボーヌ)と会う約束だ。ソフィを伴って約束の場所に急ぐステファン。ソフィはジュリーを連れて会議の途中ショッピングに出かけた。それを追ったステファンは、慌ててガラスにぶつかり失神、病院にかつぎ込まれた。やっとのことで二人のいるサン・ボールの別荘に辿りつくと、そこではステファンの誕生パーティが準備されていた。あのルソーも出席している。そんなところに、ジュリーの身を案じた母のマルレーヌ(ロージー・ヴァルト)が現われたことから、事態が悪化した。何も知らないマルレーヌが、ジュリーの父はヒドイ男だとしゃべりまっくてしまったのだ。ルソーは資金援助をはねつけ去った。パーティはめちゃめちゃのうちに終った。翌日、ジュリーはソフィーが何もかも知っていたことを知って驚いた。ソフィはステファンがジュリーにひかれはじめていることも感じていた。ジュリーも、ステファンの魅力に惹かれはじめている自分を感じた。少しのあいだに大人になったジュリーは、ステファンとソフィの愛のためにも、また、ひとり出発する決心をするのだった。

今日は映画何の日?

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