「怒れる若者たちの遊び」のストーリー

夕方になり、夜のとばりがおり始めると路上に、街角に、娘たちが立ち、親指をだして走ってくる車に停止信号を送る。数台の車がブレーキをかけ彼等はスリルを求めていずこへともなく走り去る。郊外のカフェは、これらの若者たちで一杯である。ロフェ(ビル・マグノソン)は若者たちのボスである。彼の女ビバン(クリステイナ・ソリン)は金持の男と浮気をしている。怒ったロフェは仲間の若者たちと自動車に彼女をかつぎこんで、泥沼の中へほうり込みリンチを加える。ラッセは一人、泥だらけのビバンを助けに夜中の湖へ行く。ボートの中でビバンはラッセに身をまかせる。ロフェは、自分の女ビバンをラッセにとられて怒り、ラッセとカフェで決闘する。首から血をにじませてラッセはもろくも倒される。意気盛んなロフェは再び彼に愛情を示すビバンと自動車で走り去る。ロフェは車を追って、ラッセや仲間たちの追跡が始まる。ラッセはロフェの車を追いすごしそこない、あやまって湖の中へつっこんでしまう。ラッセが死んだと思ったビバンは、ロフェを自動車のトランクに入れたまま気狂いのようなスピードで走り出す。みんなが追いついた時、二人の乗った車は崖に激突して炎上していた。空しい青春!だが今日も教会の伝導隊の宣伝カーとすれ違いに怒れる若者たちの車が暴走を続けている。