「蒙古の嵐」のストーリー

十三世紀のころ、ポーランドはジンギスカンの長男オゴタイ(ジャック・パランス)の率いる蒙古軍のためにふみにじられていた。国王の官廷では急拠ステファン・ド・クラカワ(フランコ・シルヴァ)をつかわして和平交渉をまとめさせることにした。ステファンは蒙古軍の本拠ススダルについたとき、蒙古軍に抵抗する一国の首領イゴールを死刑寸前のところで救い、その婚約者アミナ(アントネラ・ルアルディ)の感謝と尊敬を受ける。一方、和平交渉は腹黒い性格の持主オゴタイとその妻ウルナ(アニタ・エクバーグ)の妨害に逢って一向に進まない。戦いがすべてと思いこんでいるオゴタイにとって和平成立は望ましくないからだ。ステファンはジンギスカン(ロルダーノ・ルピ)に直接交渉するしかないと決心しススダルに向ってやってくる途上の行列を目ざしてひそかに街をぬけ出す。ところが、ステファンは見張りの兵士たちに発見され、危いところをイゴールの一団に救われる。ステファンは黄金メダルをアミナに渡して部下に連絡をたのんだ。しかし、彼女はたちまちつかまり拷問にかけられる。ステファンとイゴールは彼女の救出のためにススダルにしのびこむが、逆に捕えられ、イゴールはオゴタイに殺されてしまう。やがて、ジンギスカンが到着、ステファンは真情を訴えて、和平交渉を成立させることに成功する。それを不満とするオゴタイはその使者を捕えて、偽りの信書を持たせる。ところがそのたくらみをジンギスカンに見破られ、面罵される。妻のウルナはそのジンギスカンを殺す。その死をステファンのせいにしたオゴタイは兵を集め、ポーランド攻撃を宣言する。ついに大会戦がはじまるがステファンの作戦によって蒙古軍は敗退、ヨーロッパに平和がもどる。

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