「キャット・ピープル(1942)」のストーリー

技師のオリヴァー(ケント・スミス)は、セントラル・パークで黒豹の写生をしていたイレーナ(シモーヌ・シモン)と知りあい、やがて結婚するが、猫族の末裔というイレーナは、自分が興奮すると黒豹に変化するのではないかと苦悩し、オリヴァーにすすめられ精神分析医ジャッド(トム・コンウェイ)の診療をうけるが、恐怖は消えず、彼女の心理状態は悪化する。オリヴァーの心も次第に沈みがちになり、そんな彼を同僚のアリス(ジェーン・ランドルフ)が慰めるが、彼女とオリヴァーの談笑の現場をイレーナが目撃したことにより、以来夜道を歩いていたり、プールで泳いでいる時に、アリスは何者かの存在を感じて恐怖にかられる。しばらくしてオリヴァーがイレーナに離婚話を持ちかけた夜、残業するオリヴァーとアリスを黒豹が襲うが事なきを得た。ある日イレーナはジャッドに犯されそうになった時、黒豹に変身して彼を殺害してしまう。その後イレーナは、セントラル・パークの黒豹を檻から解放してやるのだった。