「GODZILLA/ゴジラ(1998・アメリカ)」のストーリー

大西洋一帯で不可解な破壊事件が続発。核実験による突然変異で、巨大獣ゴジラが出現したのだ。ニューヨークに現れたゴジラは、強大な兵力を誇る米国軍隊をものともせず、マンハッタンのビル街を破壊して地下へ消える。米国政府の調査隊に加わった生物学者ニック・タトプロス(マシュー・ブロデリック)は、摩天楼がゴジラの巣に選ばれたことを知る。そんな彼に保険調査員を自称する正体不明のフランス人、フィリップ・ローシェ(ジャン・レノ)が接近。実はフィリップは、自国の核実験によってゴジラが生み出されたことに対して、フランス政府が秘密裏に派遣したトップ・エージェントだった。ふたりは協力してゴジラを追い、巣のありかがマジソン・スクエア・ガーデンだと突き止める。ところが巣に累々と並ぶ巨大な卵からゴジラが続々誕生。ニックとフィリップは彼らを追って来た、ゴジラのスクープでキャスターの座を狙う、元恋人でテレビ・レポーター志望のオードリー(マリア・ピティロ)とキャメラマンのアニマル(ハンク・アザリア)と共に、小型ゴジラの群れに追われる羽目に。マジソン・スクエア・ガーデンには爆撃命令が出され、巣は壊滅したが、そこにゴジラが出現。摩天楼を縫っての巨大獣との大追走劇の末、ニックらは一計を案じてゴジラを大鉄橋に誘い込んで罠にかける。さしものゴジラも、ミサイル総攻撃の前に崩れ落ち、ニックらは九死に一生を得た。だがはたして、巣には卵がまだ残っていた……。