「アリ」のストーリー

1964年2月26日、弱冠22歳でボクシングの世界ヘヴィー級チャンピオンとなった青年カシアス・クレイ(ウィル・スミス)は、タイトルを獲得した翌日、黒人イスラム教団体ネイション・オブ・イスラムに入信、モハメド・アリに改名。圧倒的な強さと勢いで9回の防衛に成功し、美しいソンジー(ジェイダ・ピンケット・スミス)と結婚、未来は順風満帆に思えた。しかしソンジーとの結婚生活は一年足らずで破局。さらに、自らの信条からヴェトナム戦争への徴兵を拒否してアメリカ国家への反逆罪で起訴され、チャンピオンの地位を剥奪され試合に出場することさえ禁止。アリに好意を持つスポーツ・ジャーナリストのハワード・コーセル(ジョン・ヴォイト)は政治的な発言を控えるよう彼に忠告するが、アリは自分の信念を曲げなかった。上訴を待つ3年半の間に、イスラム・パン屋の娘ベリンダ(ノナ・ゲイ)と再婚。やがて最高裁が無罪判決を出し、アリはジョー・フレイザー戦で復帰を果たす。しかし判定負け。が、フレイザーを倒したジョージ・フォアマンと対戦し、奇跡的な勝利をおさめ、見事タイトルを奪還するのだった。

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