「この愛の行方」のストーリー

リンダ(グレン・クロース)とマイケル・スペクター(ジェームズ・ウッズ)は結婚生活10年を迎える夫婦。シアトルの湖畔に住み、仕事にも成功し、幸福な生活を送っているが、子供に恵まれないことがただひとつの悩みだった。2人は養子をもらうことを決意し、その産みの親として17歳の少女ルーシー(メアリー・スチュアート・マスターソン)に白羽の矢を立てるのだった。お腹の子供の父親はミュージシャン志望のサム(ケヴィン・ディロン)だが、2人は正式な結婚はしていなかった。スペクター夫妻は2人の面倒を何とか見ることにする。やがてルーシーは、元気な男の子ウィリアムを無事出産、約束通り子供をスペクター夫妻に渡す日が来るが、しかしルーシーが子供を手放したくないと言い出した。故郷のオハイオに子供と共に戻ったルーシーの生活は悲惨だった。自宅はとても子供を育てる環境ではなく、さらにサムが仕事をクビになるなど、2人は自分たちに子供を育てる力が無いことを知る。2人は子供のために、最初の約束通りスペクター夫妻に子供を預けに行く。そしてルーシーは、リンダに我が子ウィリアムあての手紙をそっと渡すのだった。

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