「ロング・エンゲージメント」のストーリー

第1次大戦下のフランス。戦場に旅立った婚約者マネク(ギャスパー・ウリエル)の身を案じていたマチルド(オドレイ・トトゥ)のもとに、悲報がもたらされる。軍法会議で死刑を宣告されたマネクが、ドイツ軍との前線に置き去りにされたというのだ。マチルドは村からパリに出て、探偵ジェルマン・ピエール(ティッキー・オルガド)を雇い、マネクの捜索を始める。彼に何かあれば自分には分かるはずという直感を信じるマチルドだったが、ある日、ピエール=マリー・ルーヴィエール弁護士(アンドレ・デュソリエ)からマネクの死を示唆され希望を失う。だがセレスタン・プー(アルベール・デュポンデル)の証言により、マネクが生きている可能性が示された。そしてマネクと一緒に死刑宣告された兵士のうちの一人、ブノワ・ノートルダム(クロヴィス・コルニヤック)を見つけ出し、ついに決定的な証言を得る。マネクは戦場で瀕死になったものの、まだ生きていることが判明したのだ。彼は記憶を失くしていたが、無事マチルドとの穏やかな再会を果たすのだった。