「ママが泣いた日」のストーリー

ある秋の日、テリー(ジョアン・アレン)は夫が家を出て行ってしまったことに気付いた。恐らくスウェーデン人の秘書と駆け落ちしたのだろう。それまで優しい母親だったテリーは、帰省中の大学生の長女ハドリー以下4人の娘たちにまで怒りをぶつけ、母子の関係はぎくしゃくし始める。テリーが酒で憂さ晴らしをしていると、隣人のデニー(ケヴィン・コスナー)が裏の土地の開発の件で夫を訪ねてきた。テリーは追い帰そうとするが、事情を知ったデニーは同情し、飲み友達を買って出る。地元デトロイトのラジオ局でDJをしているデニーは、元野球選手なのに、野球の話をしたがらない変わり者。気ままな独り暮らしの彼は四姉妹とも気さくに接し、その後もしばしば訪れては夕食をごちそうになる。母につい皮肉を言ってしまうハドリーは、まもなく大学へ戻っていった。放送業界を目指している三女アンディは、デニーの紹介でディレクターのシェプの助手に採用され大喜び。しかし、大学に進学させるつもりだったテリーは怒りに震える。冬。末娘のポパイは片想いをしていた転校生ゴードンとちょっぴり進展する。"男は片親に弱い"というアンディのアドバイスのおかげだ。次女エミリーはダンスの練習に打ち込むが、父への手紙をめぐって母と口論になる。ハドリーが大学の卒業式を迎え、娘の晴れ姿を誇らしく思うテリー。ところがハドリーはテリーの知らぬ間に妊娠し、結婚まで決めていた。憤慨し、両家の祝いの席で酔いつぶれたテリーは、酔いの醒めた後でさすがに後悔する。彼女は娘たちのために裏の土地を売る決心をするが……。

今日は映画何の日?

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