「処刑ライダー」のストーリー

アリゾナ砂漠の中のブルックスという小さな町で、ある日、不良一味の残忍な手口によって1人の青年ジェイミーが殺された。それは町のごろつき一味のボスであるパッカード(ニック・カサヴェテス)が、ジェイミーの恋人のケリー(シェリリン・フェン)を自分のものにしようとしての犯行だった。しばらくして、驚異的なパワーをもった車を運転する謎の男が現われ、パッカード一味にカー・チェイスを挑んできた。男はパッカード一味を、カー・チェイスで次々と事故死させていく。町の保安官ルーミス(ランディ・クエイド)は、連続事故の調査を続け、謎のライダーが、かつてパッカード一味に殺されたジェイミーの弟ビリー(マシュー・バリー)と繋がっていることをつきとめた。そして、ケリーが夢中になっている町で見かけないジェイク(チャーリー・シーン)と謎のライダーが、なぜか同じ時に、同じ場所に姿を現わすこともわかった。謎のライダーは、パッカードが1人になるまで一味を殺し続ける。一方、パッカードも、しつこくケリーを追い、自分のものにならなければ殺すと強迫し続けた。そして遂に謎のライダーはパッカードを血祭りにあげる。車をプレゼントされたビリーは、ジェイクとジェイミーが同一人物であることをやっと知ることができた。使命をすべて果たしたジェイクは、待っていたケリーをバイクに乗せると何処へともなく走り去っていった。