解説
ニューヨークに住む2組の夫婦の愛の崩壊と再生を描く人間ドラマ。監督・脚本・主演は「ウディ・アレンの影と霧」のウディ・アレン。製作はロバート・グリーンハット、エグゼクティヴ・プロデューサーはジャック・ローリンズとチャールズ・H・ジョフィ、撮影はカルロ・ディ・パルマが担当。いずれも前作「ウディ・アレンの影と霧」のスタッフ。出演はアレンの他、「アリス」のミア・ファロー、「裸のランチ」のジュディ・デイヴィス、映画監督で最近では「ザ・プレイヤー」などに出演しているシドニー・ポラック、「ケープ・フィアー」のジュリエット・ルイス、「ルビー・カイロ」のリーアム・ニーソンなど。
ユーザーレビュー
「夫たち、妻たち」のストーリー
マンハッタンに住む大学教授のゲイブ・ロス(ウディ・アレン)と美術関係出版社に勤めるジュディ(ミア・ファロー)夫妻には、親友のジャック(シドニー・ポラック)とサリー(ジュディ・ディヴィス)夫妻がいる。ある夜、会食の席上で、ジャックたちから別居し、別れることになるだろう、という話を聞いたゲイブとジュディはショックを受ける。とりわけジュディは、自身再婚の身で、子供を作ろうとしないゲイブとの間にシコリを感じていたためショックが大きかった。サリーは結婚生活が破綻した原因としてジャックの女グセの悪さを挙げる。ジャックは今、エアロビクスのインストラクター、サム(リセット・アンソニー)に夢中だ。一方、教室でいつも若い娘に囲まれているゲイブは、その中のひとりレイン(ジュリエット・ルイス)に興味以上の感情を覚えていた。ジュディは社の同僚マイケル(リーアム・ニーソン)をサリーに紹介した。サリーに一目惚れしたマイケルはジュディに感謝するが、ジュディは複雑な心境だ。ジャックと少々知性に欠けるサムはあるパーティで大ゲンカ。ジャックが家に戻ると、そこではサリーとマイケルがベッド・インの最中だった。そこへサムもやって来て修羅場となるが、この事件をきっかけにジャックとサリーの間に復縁の気運が芽生える。フラれたマイケルを慰めるジュディ。実はジュディはマイケルに好意を抱いていたのだ。こうして一組の夫婦は元のさやに収まるが、ジュディとマイケルは愛し合うようになり、レインを失ったゲイブは独りぼっちになるのだった。
「夫たち、妻たち」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「夫たち、妻たち」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1992 |
公開年月日 | 1993年6月19日 |
上映時間 | 108分 |
製作会社 | ジャックローリンズ/チャールズ・H・ジョフィプロ作品 |
配給 | トライスター映画=コロンビアトライスター映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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