解説
美しく優秀な女性弁護士が、依頼人の功名な罠に追いつめられていく姿を描くサスペンス・ドラマ。監督は「刑事エデン 追跡者」のシドニー・ルメット。製作は「白と黒のナイフ」のマーティン・ランソホフ。エグゼクティヴ・プロデューサーはド・カーモディとボブ・ロビンソン。脚本はラリー・コーエン。撮影は「いつも隣りにいてほしい」のアンジェイ・バートコウィアク。音楽は「ルームメイト」のハワード・ショアが担当。主演は「ゆりかごを揺らす手」のレベッカ・デモーネイ、「ボーン・イエスタディ」のドン・ジョンソン。他に「十二人の怒れる男」以後4本のルメット作品に出演しているベテラン俳優ジャック・ウォーデン、「ブルックリン最終出口」のスティーブン・ラング、「アダムス・ファミリー」のダナ・アイヴィらが共演。
ユーザーレビュー
「ギルティ 罪深き罪」のストーリー
敏腕女性弁護士ジェニファー・ヘインズ(レベッカ・デモーネイ)の事務所に、ある日ひとりの男が予告なしに訪れ、弁護を依頼する。彼の名はデイヴィッド・グリーンヒル(ドン・ジョンソン)。マスコミからマークされている妻殺しの一級殺人容疑者だ。自信満々で無罪を主張するデイヴィッドだが、状況は彼にとって圧倒的に不利だった。有罪が確実だからこそ、無罪の評決を得れば、弁護士としての名声が上がると考えるジェニファーの心を読んだかのように、デイヴィッドは契約で結ばれた二人の関係を、男と女のそれに変えようとする。反発しながらもセクシーなデイヴィッドに魅かれていくジェニファーだが、調査が進むほどデイヴィッドの容疑は深まる。彼女の恋人フィル(スティーブン・ラング)が何者かに襲われる事件が起き、すべてはデイヴィッドの仕組んだ罠だと気づくジェニファーだが、依頼人の秘密保守という弁護士の倫理規定に縛られ手も足も出ない。やがてデイヴィッドに無罪の判決が下りた。ジェニファーは父親同然の仲の私立探偵モー(ジャック・ウォーデン)にデイヴィッドを告発するのに力を貸してほしいと頼むが、デイヴィッドの手によってモーは殺され、証拠の書類とともに事務所は放火され焼失してしまう。そしてジェニファーのマンションにデイヴィッドが現れた。二人は格闘になり、マンションから地上へ落下してしまう。デイヴィッドは息絶え、ジェニファーは大怪我をするのだが、命は助かるのだった。
「ギルティ 罪深き罪」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ギルティ 罪深き罪」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | サスペンス・ミステリー |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1993 |
公開年月日 | 1993年9月23日 |
製作会社 | マーティンランソホフプロ作品 |
配給 | ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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