少年と犬(1975)
しょうねんといぬ A BOY AND HIS DOG解説
TV『アウター・リミッツ』などの脚本家としても活躍した作家ハーラン・エリスンによる同名小説を原作とした異色SFを日本劇場初公開。2024年、第4次世界大戦で地球は荒廃。遺伝子変異によって女性が生まれなくなり、テレパシーで喋る犬と少年は地下世界へ向かう。出演はTV『特捜刑事マイアミ・バイス』のドン・ジョンソン、「雨にぬれた舗道」のスザンヌ・ベントン、「バックマン家の人々」のジェイソン・ロバーズ。サム・ペキンパー作品の常連俳優として知られるL・Q・ジョーンズが監督を務める。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
-
映画監督/脚本家いまおかしんじ砂漠で少年と犬が喧嘩している。少年は女が欲しい。犬は食料が欲しい。激しい言い争い。結局犬に言い負かされる。「わかった。お前の言う通りにするよ」。近未来は犬とテレ... もっと見る
-
文筆家/俳優睡蓮みどりかつてのSFは時を超えて、その設定のリアルさと滑稽さで観るものを驚かせる。粗野な青年と理性的な犬の旅。地上の荒廃した世界では戦いを繰り返し、一見平和な地下では徹... もっと見る
-
映画批評家、都立大助教須藤健太郎SFの顔をした寓話だが、何の寓話かというと、男同士の絆をめぐるもの。第4次大戦の影響で世界は荒廃。遺伝子の異常で女性が生まれず、男性ばかりになった未来を舞台にし... もっと見る
「少年と犬(1975)」のストーリー
西暦2024年。第4次世界大戦での核ミサイルの応酬によって地球上は荒廃、遺伝子変異のため女性が生まれなくなっていた。生き残った者たちは地上と地下シェルターに二分され、地上では食欲と性欲を満たそうとする輩が奪い合いを繰り返す日々。そんななか、テレパシーで会話することが出来る犬ブラッド(声:ティム・マッキンタイア)はいつも腹を空かし、少年ヴィック(ドン・ジョンソン)は女性を求め、地上を彷徨っていた。ある日、地下から来た少女クイラ(スザンヌ・ベントン)を見つけたヴィックはブラッドの忠告も聞かず、彼女を追って地下世界へと向かう。そこではある臨時会議が開催されていた……。
「少年と犬(1975)」の映像
「少年と犬(1975)」の写真
「少年と犬(1975)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|
「少年と犬(1975)」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | SF 冒険 ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1975 |
公開年月日 | 2023年5月19日 |
上映時間 | 90分 |
製作会社 | LQ/JAF |
配給 | アンプラグド(提供:キングレコード) |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | モノラル |
公式サイト | https://unpfilm.com/boydog2024/ |
コピーライト | A BOY AND HIS DOG (C) 1975, 1982, 1990 III LQJ, Inc. All Rights Reserved. |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2023年6月下旬号 | REVIEW 日本映画&外国映画 「少年と犬」 |
2023年6月上旬号 | UPCOMING 新作紹介 「少年と犬」 |