解説
エドガー・アラン・ポーの短編集『Hopfrog』をもとに、ジャイアントサイズのパペット(人形)と小人(人間)たちによる中世を舞台にした幻想的なファンタジー・ドラマ。35ミリフィルムとハイビジョンを使い分け、特殊効果や合成を多用している。監督・脚本は、舞台、オペラの演出家として知られ、本作では仮面、人形などのキャラクター・デザインも兼ねるジュリー・テイマー。製作はテイマーと「運命の逆転」のケリー・オレント、エグゼクティヴ・プロデューサーはリンゼイ・ロウとバリー・レボとトミオ・タキ。撮影は「アンナ」のボビー・ブコウスキー、音楽は「エイリアン3」のエリオット・B・ゴールデンタールが担当。主演は「ツイン・ピークス ローラ・パーマー最後の七日間」のマイケル・アンダーソン。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「フールズ・ファイア」のストーリー
時は中世。ホップ・フロッグ(跳び蛙)と、その容姿から呼ばれる小人(マイケル・アンダーソン)は、病的に肥満した王とその7人の大臣たちの宮廷道化師である。王は彼を非人間的に扱うが、一方では彼の才能に信頼を寄せていた。ある日、王が宮廷仮装舞踏会を催すことになり、変装についての意見をホップ・フロッグに求める。しかしホップ・フロッグが愛する小人の踊り子トリペッタ(ミレーユ・モス)に王が醜い仕打ちをするのを見てしまった彼は、王の要望を満たしつつ完璧な一計を案じて復讐を決意した。そして仮装舞踏会当日、王に対する究極の報復行為に走るホップ・フロッグとトリペッタは、動きにくく燃えやすい服に身を包んだ王たちに火を放ち、王宮は炎に包まれた。そしてホップ・フロッグとトリッペッタは自由の身になったのだった。
「フールズ・ファイア」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「フールズ・ファイア」のスペック
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1993年3月下旬号 |
グラビア《New Release》(新作映画紹介) フールズ・ファイア KINEJUN CRITIQUE フールズ・ファイア |
1993年5月上旬号 | 外国映画紹介 フールズ・ファイア |