エンジェルス
えんじぇるす ANGELS IN THE OUTFIELD
解説
少年の願いを聞き入れた天使たちが最下位のプロ野球チームを見事優勝に導くさまを描いたファンタジー・コメディ。監督は「ハリーとヘンダソン一家」のウィリアム・ディア。脚本は「メイド・イン・アメリカ」のホリー・ゴールドバーグ・スローン。製作は「シティ・スリッカーズ」のアービー・スミス、「メジャーリーグ」のジョー・ロス、「ラスト・オブ・モヒカン」のロジャー・バーンバウムの共同。撮影は「デモリションマン」のマシュー・F・レオネッティ、音楽は「マスク(1994)」のランディ・エデルマン、美術は「逃亡者(1993)」のデニス・ワシントン、編集は「クール・ランニング」のブルース・グリーン、衣装は「トロン」(アカデミー賞を受賞)のロザンナ・ノートンがそれぞれ担当。主演は「リバー・ランズ・スルー・イット」のジョセフ・ゴードン・レヴィットと、「聖者の眠る街」のダニー・グローヴァー、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」3部作のクリストファー・ロイド。共演は「ラスト・ショー」のベン・ジョンソン、「ホーム・アローン2」のブレンダ・フリッカーら。
ユーザーレビュー
「エンジェルス」のストーリー
11歳のロジャー(ジョセフ・ゴードン・レヴィット)は、里親が見つかるまで施設の経営者マギー(ブレンダ・フリッカー)の元で暮らしている。同じ境遇のJPとは大親友で、2人は地元球団エンジェルスの大ファンだが、このところ監督のノックス(ダニー・グローヴァー)と選手たちの不協和音で最下位の不調ぶり。追い打ちをかけるようにロジャーに、父が親権を放棄したという知らせが入った。「いつか一緒に暮らせるよね」との息子の懇願に、父は「エンジェルスが優勝したらな」と言い残して去った。その夜、彼は天に「チームを優勝させて」と祈る。数日後、ロジャーは試合の途中、天使たちがエンジェルスの選手たちのファインプレーを実現させるのを目撃する。驚く彼の前に天使長のアル(クリストファー・ロイド)が現れ、「願いをかなえるために来たが、君にしか見えない」と告げた。翌日、ノックスがロジャーを訪れて「天使は信じないが、君はツキを呼ぶ」と言い、これから全試合に招待すると約束する。以来、エンジェルスはロジャーと天使たちのおかげで破竹の快進撃、優勝まであと2試合というところまで来る。ところが、チームの好調を良く思わぬスポーツキャスターのランチが、ノックスは天使を信じているとスッパ抜いたため、スキャンダルに発展。オーナーのハンク(ベン・ジョンソン)は彼に釈明会見を開かせるが、その席上でノックスは堂々と「天使を信じる」と主張。選手たちも賛同し、ファンも逆に彼らを支持した。いよいよ優勝決定戦、選手たちは天使の力を借りずとも実力を発揮し、見事チームは優勝。ノックスはロジャーとJPを養子に迎えることになった。
「エンジェルス」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「エンジェルス」のスペック
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