解説
恋と友情と同性愛が交錯する、3人の男女の危うい三角関係を描いた、いわゆるジェネレーションX世代の青春ラヴ・ストーリー。監督・脚本は「悪夢の惨劇」で商業映画デビュー後、ミュージック・ビデオの分野で活躍してきたアンドリュー・フレミング。製作は「ルディ 涙のウイニング・ラン」のブラッド・クレヴォイ。撮影は、「トレマーズ」のアレクサンダー・グルジンスキー。音楽は「コリーナ、コリーナ」のトーマス・ニューマンがスコアを書き、U2、ティアーズ・フォー・フィアーズ、ジェネラル・パブリック、ザ・ザ、ニュー・オーダーなどの挿入曲が効果的に使われている。主演は「赤ちゃんのおでかけ」のララ・フリン・ボイル、「ブロンドの標的」のスティーブン・ボールドウィン、「いまを生きる」のジョシュ・チャールズ。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
-
【DVD】スリーサム ~危険な関係~
TVで観る
ユーザーレビュー
「スリーサム」のストーリー
陽気なプレイボーイのスチュアート(スティーブン・ボールドウィン)と温和で優しいエディ(ジョシュ・チャールズ)は、カリフォルニアの名門大学に通うルームメイト同士。性格は正反対だが、2人はなぜかウマが合う。ある日、アレックス(ララ・フリン・ボイル)という美人女子学生が、その男のような名前のためにコンピュータのミスで彼らの部屋にメームメイトとして振り分けられてしまう。空き部屋はなく、3人はやむをえず共同生活を始めた。スチュアートはさっそくアレックスにアプローチするが、彼女の方はナイーブなエディにすっかり夢中になる。ところが、日増しに大胆になるアレックスのモーションにもかかわらず、エディは全く反応を示さない。実は女性経験のない彼は、密かにスチュアートに思いを寄せていたのだ。このままでは誰かが傷つくことになる、と思った3人はセックス抜きの関係を保つことに。やがて、この奇妙な関係は学校中の噂となり、それに反比例するかのように3人は、より親密な絆で結ばれていく。しかし、次第にそんな関係に我慢できなくなったアレックスは、エディに内緒でスチュアートと寝てしまい、さらにスチュアートも黙ってエディとベッドを共にする。だが、それが明るみに出た時、3人の間に気まずい空気が漂い始めた。そんな折、アレックスの体に異変が生じる。妊娠したかもしれないという不安はそれぞれに大きな衝撃を与え、彼らの親密な仲は急速に冷めていく。結局、妊娠ではなかったものの、アレックスは部屋を去り、スチュアートも出ていく。エディの心には甘酸っぱい思い出だけが残された。
「スリーサム」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「スリーサム」のスペック
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1995年4月下旬号 |
特集 スリーサム Xジェネレーションについて 特集 スリーサム アンドリュー・フレミング監督インタビュー |
1995年4月上旬春の特別号 | グラビア 《New Releases [新作映画紹介]》 スリーサム |
1995年8月上旬号 | 外国映画紹介 スリーサム |