解説
ジョージ・グリュワー・ジュニアとバートラム・ブロックの舞台劇を、女流作家ジェサミン・ウェストが脚色、日本初登場のダニエル・ペトリーが監督したメロドラマで、1946年、ベティ・デイビス主演で映画化されている。撮影はハリー・ワックスマン、音楽はモート・リンゼイが担当している。出演は「愛よいずこへ」のスーザン・ヘイワード、「俺の彼女は16トン」のマイケル・クレイグ、「蜃気楼」のダイアン・ベーカーなど。製作は「終身犯」のスチュアート・ミラーとローレンス・ターマン。
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「愛の勝利(1965)」のストーリー
美貌と富とをたずさえ、アメリカからやって来て、またたく間にロンドン社交界に艶名をとどろかせた女性、それがローラ・ペンバー(スーザン・ヘイワード)だった。その夜もローラは自宅で盛大なパーティーを開き、途中ぬけだして妹エレンをむかえに空港に行った。その時、軽いめまいが彼女を襲ったが気にもかけなかった。再びパーティーに戻ったローラは、目下の恋人でプレイボーイのレーサー、マイクから内科医のカーモディ(マイケル・クレイグ)を紹介された。彼の美男ぶりはローラの浮気心をさそったが、実は彼女の病気を心配したエレンとマイクが、カーモディをパーティーに連れてきたのだ。再びローラは目まいがして、意識不明になった。カーモディが診察すると病状は予想以上に悪化しており、脳手術をせねばならなかった。手術は成功したが、彼女の脳に巣食う難病は不治のものであった。本気でカーモディを愛し始めたローラだったが、病状の真相を知った時、絶望した彼女は、カーモディの愛をあざむくようにマイクのもとに走り、昔通りの無軌道な生活に入ってしまった。しかし、カーモディへの愛を断ちきることはできなかった。2人が結婚したのは、まもなくであった。ひなびた小さな村に新居をかまえ、幸福な日が続いた。その頃のローラは、昔のプレイガールのおもかげはすっかり消え、自らの宿命を嘆くことなく、残り少ない生命を純粋な愛の中で、せいいっぱい生きようと決意していた。刻々と迫ってくる死期を、愛する人とともに待ちながら、彼女はその時初めて本当に幸せだった。
「愛の勝利(1965)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「愛の勝利(1965)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1965 |
公開年月日 | 1966年12月10日 |
製作会社 | ミリシュ=バービカン・フィルム |
配給 | ユナイテッド・アーチスツ |
レイティング | |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |