解説
香港とニューヨークの麻薬ルートを潰滅させるべく奔走するニューヨーク市警刑事の活躍を描くアクション映画。エグゼキュティヴ・プロデューサーはレイモンド・チョウ。製作はデイヴィッド・チャン。監督・脚本は「エクスタミネーター」のジェームズ・グリッケンハウス。撮影はマーク・アーウィン、音楽はケン・ソーン、アクション指導はジャッキー・チェン、編集はコーラリー・オハラが担当。出演はジャッキー・チェン、ダニー・アイエロなど。広東語版。
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「プロテクター」のストーリー
ニューヨーク市警サウスブロンクス管区。刑事ビリー・ウォン(ジャッキー・チェン)にとって今日は特別な日だ。彼が香港からアメリカ合衆国に移民してきてちょうど十年目の記念日、相棒のマイクルと祝杯をあげるべくバーにくり出した。ウォンがトイレに立った間に四人組のギャングが襲ってきた。凄まじい銃撃戦の末、ウォンは三人まで片づけたが一人が逃走、マイクルは死んだ。クルーザーで逃げるギャングを追うウォン、救援のヘリからロープをたらしてもらいそのロープで空中に舞うと無人になったクルーザーはギャングの乗ったクルーザーと激突、二艘のクルーザーは大破炎上した。署長の怒りをかったウォンはファッション・ショーの警備という冴えない仕事に回されたが、そこでスラム育ちのガローニ刑事(ダニー・アイエロ)と出会う。ショーの主催者はローラ・シャピロ(ソーン・エリス)といい、実業界の大物の娘だがショーが始まると数人の覆面の男たちがショーの会場を襲いローラを誘拐した。彼女が誘拐されたということで署長は青くなり、ビリーとガローニを香港に派遣した。しかしふたりを迎えた香港警察署長ホワイトヘッド(ロン・バラディ)は迷惑そうな表情を隠そうともしない。おかまいなしに捜査を開始したビリーたちは情報屋の口から“ハロルド・コー”という名前を聞かされる。コー(ロイ・チャオ)は慈善家という表看板の陰で香港シンジケートのビッグボスと目されている男だ。ローラの父親はかつてこのコーと取り引きがあり代金を全額支払っていなかったためにローラが誘拐され香港につれてこられたのだ。造船所の内に作られた麻薬製造所をつきとめた二人は早速乗り込みローラを救出したが、ガローニがつかまってしまった。ローラとガローニの人質交換に応じたウォンは香港警察に応援を依頼し、再度、造船所に乗り込んだ。だがそこで待っていたのはガローニを捕えたコーとローラを捕えていたホワイトヘッド署長だった。署長こそ最大の裏切り者だったのだ。ウォンはコーの部下で空手の名手ガルッチ(ビル・ウォレス)を激闘の末倒した。やがて香港警察がかけつけてきて一味は捕えられた。ニューヨークに帰ったウォンとガローニは香港とニューヨークの麻薬組織を壊滅した功績で市長から表彰されるのだった。
「プロテクター」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「プロテクター」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アクション |
製作国 | 香港 アメリカ |
製作年 | 1985 |
公開年月日 | 1985年6月15日 |
上映時間 | 96分 |
製作会社 | ゴールデン・ハーヴェスト・プロ |
配給 | 東宝東和 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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