北極ものがたり
ほっきょくものがたり Life in the Arctic- 上映日
- 1955年12月26日
- 製作国
- ソ連
- 制作年
- 1952
- 上映時間
- 65分
- レーティング
- 一般映画
解説
北極の自然と動物、北氷洋の海中、氷上、岸辺の断崖などに住む動物の記録映画。撮影隊はニュー・シベリア諸島、ウランゲル島を始め北極をとりまく諸地方を二カ年に亘り探険撮影して極地動物の珍らしい生態をユーモラスに描いている。脚本・監督は「森の話(ビィヴァ)」のアレクサンドル・ズグリジ、撮影は「森の話(ビィヴァ)」でズグリジと協力したN・ユルーシキナ、音楽はV・マカーロフが夫々担当し、日本語版解説は岩佐氏寿が翻訳を、巌金四郎が吹込みを行っている。ソヴィエト原版(アグファ・カラー)からコニカラーに色彩転換した。
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ユーザーレビュー
「北極ものがたり」のストーリー
北極の冬。半年あまりは太陽も顔を出さず、厚い外套のように氷が海をおおうが、その下には、さまざまな生物の世界がひろがっている。やどかりの貝に乗って共同生活を営むいそぎんちゃく。奇妙な形態のうには石灰質のトゲ針で武装し、ひとでやかにはえさを探して海底をうろつき廻る。海底にはくらげもいる。かれいとえいは海の底にへばりついて気長にえさの来るのを待っている。氷上にあがってこどもに乳をのませていたあざらしの母親たちは突然しろくまの襲撃に会い、こどもを助けるために一匹の母あざらしは犠牲になった。北極に春が来ると、うみがらすやかもめは大きな群をなして海中の魚をねらう。冬の最中に生れたしろくまの子も、やがてヨチヨチとながら一人歩きするようになり、北極ぎつねの子にいたずらしてひどい目にあったり、産卵のため川をさかのぼってくる魚を捕えようとして流れにまき込まれたりした。夏になると、北極の海岸にはせいうちの大群が押し寄せ浅瀬に住み家をつくった。やがて再び暗い冬が来て、すべてのものは凍りついてしまったが、氷の中でも生きものの生活は、途絶えることなく続いて行くのだった。
「北極ものがたり」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「北極ものがたり」のスペック
基本情報 | |
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製作国 | ソ連 |
製作年 | 1952 |
公開年月日 | 1955年12月26日 |
上映時間 | 65分 |
製作会社 | モスクワ科学普及映画撮影所 |
配給 | ソ連映画輸出協会=独立映画センター=優秀映画 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー |
音量 | モノラル |
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