解説
セルジオ・レオーネとフルヴィオ・モルセッラのストーリーをルチアーノ・ヴィンセンツォーニとセルジオ・レオーネが脚色、レオーネが「荒野の用心棒」(この時はボブ・ロバートソンというアメリカ名を使用)についで発表した製作・監督の西部劇アクション。撮影はマッシモ・ダラマーノ、音楽はエンニオ・モリコーネが担当した。出演クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、ジャン・マリア・ヴォロンテほか。テクニカラー、テクニスコープ。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
「夕陽のガンマン」のストーリー
マンゴー(C・イーストウッド)は若い男で激しい性格、物事はすばやく片づけるのが得意だ。もう一人、大佐(L・V・クリーフ)と呼ばれる男は初老で、身のこなしも上品、冷静に計算してから仕事を片づける。この二人お互いに相手を知らなかったが、共通の目的はインディオ(G・M・ポロンテ)と呼ばれる凶悪な殺人鬼を探し、殺すことだった。賞金は二万ドル。マンゴーと大佐の出会いは、お互いの不信から決闘寸前にまでいったが、血を見ずに終り、共通の目的を果たすために手を結んだ。もちろん賞金は山分け、ということで……。このときインディオは牢獄を脱走し、仲間と一緒にエル・パソの銀行を襲撃する計画を練っていた。これを知った二人は、一人がインディオの仲間に潜入し、手引きをした末に彼を殺すことに決める。そしてマンゴーが潜入する役を引きうけることになった。銀行襲撃の日、インディオ一味に加わったマンゴーは内部から、大佐は外からインディオを倒す手はずを整えた。ところが素早いインディオの動きのため、計画は失敗。舞台はメキシコ領の小さな村に移された。ここで略奪品に手を出したマンゴーと大佐は、インディオの手下に捕えられてしまった。だが二人を助けて自分の手下を殺させ、その上で二人を殺そうというのがインディオの考えだった。結果、二人の銃弾に手下は皆殺しになるが、大佐はインディオの銃の前に立たされてしまった。懐中時計のオルゴールが鳴りやめば大佐の命は消える。このときマンゴーが現れ、彼の立会いの下、大佐とインディオの決闘が行なわれることに……。銃声が轟き、インディオは倒れた。復讐を遂げた大佐は、賞金の山分けを辞退した。
「夕陽のガンマン」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「夕陽のガンマン」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | 西部劇 アクション |
製作国 | イタリア |
製作年 | 1966 |
公開年月日 | 1967年1月20日 |
上映時間 | 132分 |
製作会社 | PEA |
配給 | UA |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
公式サイト | https://dollars-trilogy4k.jp/ |
コピーライト | (C)1965 P.E.A. Films, Inc. All Rights Reserved |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1966年12月下旬号 |
新作グラビア 続 黄金の七人 レインボー作戦 外国映画紹介 夕陽のガンマン |
1967年1月上旬新年特別号 |
旬報試写室 続 黄金の七人 レインボー作戦 外国映画紹介 続 黄金の七人レインボー作戦 日本映画批評 けんかえれじい 新作グラビア 夕陽のガンマン |
1967年1月下旬正月特別号 |
外国映画批評 続 黄金の七人レインボー作戦 旬報試写室 夕陽のガンマン |
1967年2月下旬号 | 外国映画批評 夕陽のガンマン |
1971年7月下旬号 |
特別グラビア 「レッド・サン」 外国映画紹介 夕陽のガンマン |