解説
ルチアーノ・マルティーノとエルネスト・ガスタルディの共同原作をエルネスト・ガスタルディが脚本化し、「砂漠の反逆者」のミケーレ・ルーポが監督したイタリア製西部劇。撮影はグリエルモ・マンコーリ、音楽はフランチェスコ・ディ・マージが担当。出演は「荒野の1ドル銀貨」のジュリアーノ・ジェンマ(モンゴメリー・ウッド)、「5時から7時までのクレオ」のコリンヌ・マルシャン、「さすらいの一匹狼」のフェルナンド・サンチョのほかロベルト・カマルディエル、ジョヴァンニ・パッツァフィーニなど。テクニカラー、テクニスコープ。
ユーザーレビュー
「南から来た用心棒」のストーリー
“皆殺し団”の首領で、残虐きわまりない殺人盗賊ゴードン(F・サンチョ)は、最近あいついで敢行した掠奪戦の際失った部下を補充しようと、国境に近い牢獄を襲撃し、囚人たちを連れ出した。その囚人の中にはコルトさばきの滅法うまい男アリゾナ・コルト(G・ジェンマ)がいた。南部生れの彼は一風変った性格の持主で、金のためならどんな危険な仕事でも平気でするという用心棒が稼業であった。彼はゴードンの部下になることを拒否すると悠々と一人で去った。そしてブラックストン・ヒルの町にやって来た。町ではゴードンが右腕と頼むケイ(G・バッツァフィーニ)が銀行襲撃にそなえての偵察に余念がなかった。だが彼は自分の素姓をサロンの老人の娘ドロレスに見破られてしまい、彼女を惨殺して姿をくらました。ドロレス殺しの犯人がケイであると判明したのはゴードン一味の銀行襲撃のあった直後で、アリゾナはケイ殺しの役を買って出た。謝礼金はわずかなものだったから、彼はドロレスの妹ジェーン(C・マルシャン)を一夜の慰みに提供してくれるなら謝礼は数ドルでもかまわないと宣言し、彼女に承諾させると“皆殺し団”探しにとりかかった。そして数々の危機を脱した末、遂にケイを倒したが重傷を負ってしまった。ところが彼はゴードンの手下だが人の好い老人ダブル・ウィスキー(R・カマルディエル)の好意で町はずれの荒れた教会に隠れ治療することになった。間もなく老人はゴードンが銀行から掠奪した金を横取りして来て、アリゾナの前に出し、ゴードンの首と交換しようと言った。アリゾナにとっては申し分のない金額であった。息づまる決闘は町の大広場で展開されたが、アリゾナの手練の早業はあっという間にゴードンを殺していた。そして彼は町の人々の見守る中を、またあてどもなく立ち去って行った。
「南から来た用心棒」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「南から来た用心棒」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 西部劇 |
製作国 | イタリア |
製作年 | 1966 |
公開年月日 | 1967年4月22日 |
製作会社 | レオーネ・フィルム |
配給 | 東和 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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