解説
タデウシュ・ホワイの原作を「アウシュウィツの女囚」のワンダ・ヤクボフスカが脚色・監督した。撮影はカジミエシュ・バーブジニヤック、音楽はカジミエシュ・セロツキーが担当した。出演はレフ・スコリモフスキー、テレサ・ビチニュスカ、タデウシュ・マデヤ、エドワルド・クシュタル、クリスティン・ヴォイチクほか。黒白、ディアリスコープ。
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ユーザーレビュー
「ショック地帯」のストーリー
チェコとの国境に近い、南部ポーランドの古都クラコウの西方六十キロの所に、アウシュビッツと呼ばれる寒村がある。ここにナチスの最も大規模な政治犯収容所があった。ポーランド人の技師ヘンリック(L・スコリモフスキー)は、収容所で九死に一生を得て生還した者のひとりだった。ガス室送りになるところを、軍医に通じる戦友に助けられたのだった。やがて体力が回復したヘンリックは、収容所の病院で看護人として働くかたわら、班長ボレック(T・マデヤ)とチャルニー(E・クシュタル)に協力して、ひそかに大規模な地下組織づくりに着手した。動きをキャッチした収容所側は、首謀者たちを次々に射殺していった。危うく難をのがれたヘンリックは組織再建に力を注ぎ、やがてビルケナウ収容所に移されると、そこの「札つき犯罪人」グループのボス、サメック(K・ヴォイチク)と知りあい収容所の虐殺の正確な記録を連合国に知らせるべく、動き回った。これと同時に大規模な反乱を起し、脱出する計画を進めていた。ヘンリックの妻マリイカ(T・ビチニュスカ)も同じ収容所にいたが、大勢の仲間と共にガス室へ消えていった。失意のヘンリックを勇気づけたのは、連合軍のノルマンディー上陸のニュースだった。ついにヘンリック、サメックを初めとする囚人たちは、武器をとってたち上った。
「ショック地帯」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ショック地帯」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | ポーランド |
製作年 | 1964 |
公開年月日 | 1967年9月2日 |
製作会社 | 国立映画スタルト・プロ |
配給 | 松竹映配 |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | モノクロ/シネスコ |
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1967年9月上旬号 |
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