解説
エルネスト・ガスタルディとウーゴ・グエッラの脚本を、ハーバート・J・シャーマンが監督したアクションもの。撮影はアンジェロ・フィリピン、音楽は「さらばアフリカ」のリズ・オルトラーニが担当している。出演は「ローマの奴隷市場」のラング・ジェフリーズ、「情無用のコルト」のヘルガ・リーネ、「続殺しへの招待 ブレークアップ作戦」のジョルジュ・リゴー、「38口径」のホセ・グレチなど。イーストマンカラー、パノラミコ。
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「海底決戦隊」のストーリー
ある日、スイスの精神病院から一人の患者が脱走した。彼はドイツ軍用機の操縦士だった男で、二十数年前、飛行機墜落の折に、二つの箱をイスタンブールの海に投げ込んだことがあった。脱走の報告は、アメリカ諜報部にも届いたが、ソ連の諜報部もそれをキャッチした。彼らは、海底に沈められた箱には、地球の引力を無にする方程式が納められているのを知っていた。ソ連の諜報部は腕利きのワシリをイスタンブールに派遣した。その頃、イスタンブールの町にカート(L・ジェフリーズ)と名乗る男があらわれ、彼はホーファという金持に近づき、自分が脱走した操縦士であり、箱を引き上げる費用をだしてくれるようにとたのんだ。翌日、カートは飛行機が墜落した山復から、船にいるホーファに箱の位置をでたらめに無線で教えて帰る途中、何者かに狙撃され、谷底に落ちた。狙撃者は、本ものの操縦士だった。カートは病院で操縦士と会い、病気を治してやるといって箱の秘密をききだしたのだった。谷底へ落ちたものの、カートは死ななかった。カートの前には箱を手に入れようとする相手が多勢あらわれた。そこでカートはニセの箱を用意したりしたが、それも見破られてしまった。カートは潜水し、本物の箱を回収しようとしたが、箱はギャング団によって奪い去られ、その後を追ったカートも海底の基地に拉致された。だが、箱の中には、方程式などはなく、中からは有毒ガスがたちのぼり、ギャング一味を殺してしまった。酸素ボンベを持っていたカートは、かねて目をつけていたホーファの秘書リンをともなって、かろうじて逃げ出したのだった。
「海底決戦隊」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「海底決戦隊」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アクション |
製作国 | イタリア スペイン フランス |
製作年 | 1966 |
公開年月日 | 1968年3月9日 |
製作会社 | ダイアノ・フィルム=アトランティダ・フィルム=フランス・シネマ |
配給 | NCC |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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1968年4月下旬号 | 外国映画紹介 海底決戦隊 |