解説
ヤン・ハルドフ、ベン・フォルスランド、スティグ・クラウソンの共同になるシナリオを、ヤン・ハルドフが監督した青春もの。撮影はグンナール・フィッシャーとペーター・フィッシャー、音楽はクラウス・アフ・ジェイエルスタンが担当している。出演はモデル出身のモニカ・エクマン、目下スウェーデンでもっとも人気のあるポピュラー・グループ“オーラとジャングラーズ”のリーダーのオーラ・ハカンソン、他に、ベント・エケロート、トマス・ヤンソン、ラルス・ハンソンなど。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「美しき虹のかけら」のストーリー
スウェーデンきっての人気をもつグループサウンズ“オーラとジャングラーズ”のリーダーであるオーラ(O・ハカンソン)と旅まわりをしながら前衛劇を続ける小劇団の女優ユリア(M・エクマン)は、ふとしたきっかけで知り合った。二人の巡業先が偶然にも一致していたということも手伝い、二人はたがいに好意を持つようになり、仕事の合い間にこっそりと逢うようになった。そのうちオーラは、ユリアに同じ劇団にはたらく恋人がいることを知ったが軽いくちづけを交して以来、日に日にユリアへの恋は燃えあがってゆくばかりであった。だが、二人がデートを重ねるにしたがい、劇団やグループの連中は仕事に支障をきたすようになり、二人の恋に対して批判的となっていった。そしてマネジャーや団長から、二人はそれぞれデートを禁止された。そのむしゃくしゃした気持が、二人をつまらない原因から喧嘩させてしまった。が、いざ会わないでいると毎日が耐えられず、オーラはやもたてもたまらず、ユリアに電話、二人はニーナシェムという巡行先で会うことにきめた。ところが、その町に向う途中、オーラたちの乗った車は思わぬ自動車事故を起した。一刻も早くユリアに会いたいナーラは、救援車が乗るまで待てというマネージャーの言葉をふりきり、仲間との絶交を覚悟で、一人ニーナシェムに向った。暗く人気のない公演会場で、ユリアは一人で待っていた。オーラの無事な姿に、ユリアの瞳には大粒の涙があふれた。走り寄り、無言のまま二人は抱きあうのだった。
「美しき虹のかけら」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|
「美しき虹のかけら」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | スウェーデン |
製作年 | 1967 |
公開年月日 | 1968年4月20日 |
製作会社 | ベン・フォルスランド・プロ |
配給 | 日本ヘラルド映画 |
レイティング | |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1968年5月上旬号 |
新作グラビア 美しき虹のかけら 外国映画紹介 美しき虹のかけら |