解説
「ぼくの伯父さん」のジャック・タチが、脚本・監督そして、主役も演ずるコメディ。撮影はジャン・バダルとアンドレアス・ヴァインディング、音楽にフランシス・ルマルク、美術を「ぼくの伯父さん」のジャック・ラグランジュが担当。出演はジャック・タチの他に、バルバラ・デネック、ジャクリーヌ・ルコント、ヴァレリー・カミルなど。製作はレネ・シルベラ。イーストマンカラー、70ミリ。
ユーザーレビュー
「プレイタイム」のストーリー
コンピューター化され、械機文明が高度に発達した現代のパリ。おのぼりさんのユロ氏(J・タチ)は、一流の近代的な大会社に就職するためにやって来たが、ノンキ者の彼は、面接係に会ったもののちょっとした行き違いから、すぐはぐれてしまった。最新の商品を展示してあるモダンな会場に迷いこんだユロ氏は、そこで観光旅行団の一行に出会い、若い娘バーバラ(B・デネック)と知り合いになる。その夜、街に出たユロ氏は、偶然、会社の面接係と再会して話をつける。次に近くのドラッグ・ストアーでパンを食べていると、友人の“ローヤル・ガーデン”のボーイにさそわれ、パーティに出かけることになった。そこで、またしても観光団に出会うのだが、ユロ氏は玄関に入るやいなや、総ガラスのドアを壊すやら、柱にぶつかるやらで散々。パーティが最高頂に達するや、混乱は混乱をまねいて、収拾がつかなくなってしまった。やがて明け方となり、人々はひと晩の狂宴を終え、それぞれ家路につく頃、ユロ氏とバーバラは街に出た。ついに二人の別れの時が来た。ユロ氏は、パリの思い出にとバーバラにネッカチーフをプレゼントした。楽しい思い出とネッカチーフを胸にバーバラは、オルリー空港へと向かうのだった。
「プレイタイム」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「プレイタイム」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | フランス |
製作年 | 1967 |
公開年月日 | 1969年6月14日 |
上映時間 | 115分 |
製作会社 | スペクタ・フィルム |
配給 | 松竹映配 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | 70mmワイド(1.2.20) |
カラー/サイズ | カラー |
音量 | 6chステレオ |
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