みじかくも美しく燃え
みじかくもうつくしくもえ Elvira Madigan- 上映日
- 1968年1月13日
- 製作国
- スウェーデン
- 制作年
- 1967
- 上映時間
- 91分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- ドラマ
解説
一八八九年、スウェーデンに実際に起った事件を素材に、作家から映画批評家を経て監督になったボー・ヴィデルベルイが脚本・監督・編集にあたった悲恋ドラマ。撮影はヨルゲン・ペルソンが担当、また音楽はハンガリー生れのピアニスト、ゲザ・アンダ演奏のモーツァルト作曲『ピアノ・コンチェルト21番』とビヴァルディ作曲の『バイオリン・コンチェルト・愛』が全編に流れている。出演は映画初主演のピア・デゲルマルク(一九六七年カンヌ映画祭女優主演賞獲得)、王立演劇劇場出身のトミー・ベルグレンほか。
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「みじかくも美しく燃え」のストーリー
夏も終りに近い頃、スウェーデンの片田舎の森の中に、一組の男女の姿があった。男の名はシクステン・スパーレ(T・ベルグレン)という陸軍中尉で、伯爵の称号をもつ貴族だった。女の名はエルビラ・マディガン(P・デゲルマルク)といい、サーカスの綱わたりのスターである。シクステンには妻子があり、エルビラはスターといっても、しがない女芸人にすぎない。だが二人は愛しあった。この愛を守る道はただひとつしかない。シクステンは脱走しエルビラは家出してきた。森の近くの、こじんまりした宿屋に落ちついた二人は、しばし幸福の時をすごしたが、それも束の間、シクステンの身分が同宿人に、ばれてしまった。二人はそこを逃れ、とある湖のほとりの村へやってきた。しばらくの間は、魚釣りや舟遊びまでできた平和な日が続いたが、ある日のこと、シクステンの友人が現われ、残された妻や子供の悲しみを語り、エルビラの行為を責めるのだった。だがエルビラにしてみれば、シクステンは最高にして最後の人……と答えるしかない。二人はまた、逃走の旅を続けた。いよいよお金に困ったが、脱走兵のシクステンには仕事を探すすべもない。深く愛し合ってはいたが、二人にとっては、実にみじめな毎日がつづいた。いよいよ追いつめられた二人が愛を貫く道はただひとつしかない……。二人が森へ消えた直後、二発の銃声が轟いた。一八八九年ある晴れた日のことである。
「みじかくも美しく燃え」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「みじかくも美しく燃え」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | スウェーデン |
製作年 | 1967 |
公開年月日 | 1968年1月13日 |
上映時間 | 91分 |
製作会社 | ヨーロッパ・フィルム |
配給 | 東和 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | ヨーロピアン・ビスタ(1:1.66) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | モノラル |
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