解説
未開の地アフリカを舞台に、自然児オドンゴの動物への愛情にラヴ・ロマンスをからませた娯楽篇。イスリン・オースターのストーリーからジョン・ギリングが脚色・監督。撮影はテッド・ムーア、音楽はジョージ・メラクリーノ。主演は「口紅殺人事件」のロンダ・フレミング、「コマンチ族の怒り」のマクドナルド・ケーリー、「死の猛獣狩」のジュマ。
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ユーザーレビュー
「オドンゴ」のストーリー
アフリカ、ケニア地方。白人狩猟家スティーブ・ストラットン(マクドナルド・ケーリー)は、動物飼育場を経営、生捕りにした野獣を動物園やサーカスに売りさばいていた。彼が可愛がっている原住民少年オドンゴ(ジュマ)は、主人を尊敬しながらも、捕われの状態にある動物達を見るのがイヤでたまらない。帰国した獣医に代り、若く美しい女獣医パメラ(ロンダ・フレミング)が飼育場に来る。原住民は彼女を賞めるが、女嫌いのスティーヴは何とか早くパメラを帰し、別な人を呼ぼうと計画。手始めに彼女の勇気をくじこうと骨の折れる狩猟の旅に同伴。だが気の強いパメラは負けず、スティーヴは彼女を見直す気になる。獲物が見つかり一同緊張の矢先、妻がお産で危ないからぜひ来てくれと酋長の頼み。パメラの世話でお産は無事に済み、集落の民もホッとする。いよいよ狩猟開始、パメラは2度も生命の危険に見舞われたが、2度共スティーヴに救われ、いつか2人はお互いに惹かれ出す。飼育場に戻ると、サーカス団長ジョージ・ウォトフォード(フランシス・デ・ウルフ)夫妻の来訪。その夜、クビになった原住民のワラが、腹いせにと飼育場へ忍び込み野獣の檻を開けたため一騒動巻き上る。ワラをみつけた忠実な原住民ハッサンも豹のため重傷、ワラは逃走する。ようやく野獣を取り押さえたスティーヴは、詰らぬことからオドンゴが下手人と思い込む。傷心のオドンゴは、日頃可愛がっている子豹を連れ密林へ。ハッサンの言葉で誤ちを悟ったスティーヴは、マサイ族にも召集をかけ、オドンゴを探す。マサイ族捜索隊に発見されたオドンゴも、ワラに密林へ連れ去られる。スティーヴに断崖へ追い詰められたワラはオドンゴを鰐の群がる激流へ投げ込む。彼を救おうと飛び込むスティーヴ。パメラの助けで2人は無事河岸へ上り、逃げようとしたワラも、オドンゴの子豹の加勢で捕われた。こうしてオドンゴは再び飼育場へ戻る。スティーヴとパメラの結ばれる日も近い。
「オドンゴ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「オドンゴ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ラブロマンス |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1956 |
公開年月日 | 1956年11月10日 |
製作会社 | ウォーウィック・プロ映画 |
配給 | コロムビア |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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