解説
中欧の映画界並びに舞台の花形女優として知られているカルミラ・ノヴォトナが同じく著名なハンス・ハインツ・ボルマンを相手に主演する音楽喜劇で、中欧映画界の名監督と言われるカール・ラマックが監督に当ったものである。脚本はC・クラーレン博士の手に成り音楽指導はウィリー・シュミット・ゲントナー。なお原作はフランツ・レハールが作曲したオペレット。コーラスはウィーンの国立オペラ座合唱隊及び維納少年歌唱団が特別出演している。助演は「私と女王様」のハインツ・リューマン、「黒鯨亭」のマックス・ギュルストルフ、新顔のシャルロッテ・ドーデール、「春のパレード」のハンス・モーザー等で、撮影はエドゥアルト・ヘーシュ。
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「青空を衾に」のストーリー
建築家ハラルドは友人のヒポリットと未だ見ぬ許婚ドリイの家を訪問する途中、通り合わせたジプシイの歌い女フラスキータの美声に心惹かれ恋する様になった。自動車の故障で一足先にドリイの家に着いたヒポリットは彼女と意気投合したが、友人の許婚、諦めるより仕方がなかった。その町にジプシイの群も流れ入った事を知って、ハラルドはフラスキータに会いに行ったが、偶然彼がシガレット・ケースを紛失したために疑いをかけられたフラスキータは憤然、ヴァイオリン弾きのミッシヤを連れてジプシイの群を去って行った。ヒポリットはハラルドがフラスキータを愛しているのを知って何とか二人の間を取り結んでやろうとジプシイ女の行方を探し、漸く、場末の酒場で歌う彼女を発見した。彼は友人の劇場支配人に頼んで彼女を都のレヴュウ劇場にスターとして招く事にした。同時に彼はハラルドをレヴュウ見物に誘って、フラスキータとの再会の機会を作った。愛し合った二人は勿論、再会を非常に喜んだが、ドリイの父親が現われてハラルドの婚約を喋ったために、又々二人の間にひびが入った。ヒポリットは最後の手段として翌日、結婚式の当日、ドリイと駈落ちして結婚して仕舞った。ハラルドはむしろ愛してもいないドリイと結婚しなくて済んだ事を喜んだ。其時ヒポリットの計いで訪れたフラスキータはすべてがお互いの誤解であった事を知って、晴れてハラルドと結婚した。
「青空を衾に」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「青空を衾に」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | オーストリア |
製作年 | 1934 |
製作会社 | アトランティス |
配給 | ユニヴァーサル |
レイティング | |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | モノクロ/スタンダード |