解説
第一次大戦前夜のストックホルムを舞台に、ふたりの女性とひとりの男性のミステリアスな関係を描くドラマ。製作はカティンカ・ファラゴー、監督・脚本はカール・グスタヴ・ニクヴィスト、共同脚本・編集はラッセ・スンマネン、撮影はウルフ・ブラントースとヨルゲン・ペルソン、音楽はホーカン・メッレルが担当。出演はアマンダ・オームス、ヘレーナ・ベリーストロムほか。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「屋根の上の女」のストーリー
'14年、第一次大戦前夜のストックホルム。田舎から出て来て、写真館に勤めるリネア(アマンダ・オームス)は、ある日隣室に住む女写真家アンナ(ヘレーナ・ベリーストロム)と知り合い、次第に親しくなってゆく。ふたりは性格も容姿も全く正反対だったが、やがてリネアはアンナのためにヌードモデルになり、写真館から写真板を盗みさえするようになる。ある夜ふたりの前に、アンナの恋人だったジプシー・サーカスの男ウィリー(ステラン・スカースガード)が屋根の窓からやって来る。リネアとウィリーの間には、次第に純粋な愛が芽生えてゆくが、ウィリーがアメリカ行きの3枚の切符を持ってやって来た夜、全てが壊れる。ウィリーが、オーストリアにいるアンナの夫ハリング(ヨハン・ベルゲンストラール)に彼女の居場所を教えたことを知ったアンナは、口論の末、誤って彼を殺してしまう。その夜ふたりは屋根の上に登り、ウィリーの死体を煙突の中に投げ入れる。幼く、つらい日々の連続だった夫との生活から逃れるように荷物をまとめたアンナは、翌朝リネアの見守る中で、ウィリーを投げ入れた煙突の中に姿を消した。そしてひとり残されたリネアは、複雑な思いを胸に写真館から旅立ってゆくのだった。
「屋根の上の女」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|
「屋根の上の女」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | スウェーデン |
製作年 | 1989 |
公開年月日 | 1990年7月4日 |
製作会社 | フィルムヒュースト・プロ |
配給 | 俳優座シネマテン=ヘラルド・エース |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1990年7月上旬号 | 試写室 屋根の上の女 |
1990年7月下旬号 |
グラビア 屋根の上の女 外国映画紹介 屋根の上の女 |
1990年8月下旬号 | 外国映画批評 屋根の上の女 |