解説
偶然出会った二人の女性が周囲の人々をも巻き込んで織り成す微妙な恋愛心理を、春のパリを舞台に描くドラマ。製作はマルガレット・メネゴス、監督・脚本は「レネットとミラベル 四つの冒険」のエリック・ロメール。本作は「四季の物語」シリーズの第一作にあたる。撮影はリュック・パジェス、出演はアンヌ・ティセードル、フロランス・ダレルほか。
映画館で観る
配信で観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「春のソナタ」のストーリー
ジャンヌ(アンヌ・ティセードル)は高校の哲学教師。自分のアパルトマンを数日間いとこに貸すつもりが、乗っとられた形になってしまい、恋人は出張中、行き場もなく困っていた所、パーティで音楽学校へ通うナターシャ(フロランス・ダレル)と知り合い彼女の家へ。ナターシャの父イゴール(ユーグ・ケステル)は彼女と同年代の恋人エーヴ(エロワーズ・ベネット)と同棲中で、家には彼女一人。エーヴと仲の悪いナターシャはどうやらジャンヌを父の新しい恋人にしたがっているらしい。翌週末、ジャンヌはナターシャと共にフォンテンヌブローの別荘に出かけるが、イゴール、エーヴとはち合わせ。気まずい空気の流れる中エーヴは一人帰ってしまい、ナターシャも恋人と出かけ、ジャンヌとイゴールが取り残される。その夜イゴールはジャンヌにひかれ始めていることを告白するが、ジャンヌはそれをかわし、パリへ一人帰る。翌朝、ナターシャの家に戻ると、彼女は、父とジャンヌを結びつけるためにわざと自分が二人を置いてきぼりにしたとジャンヌが疑ってると泣きじゃくる。ジャンヌはとりなすが、その時ナターシャがエーヴが盗んだと疑っていた首飾りが見つかったことから緊張も解け、二人はつまらない誤解を笑い合い、ジャンヌは恋人の家へ帰ってゆく。
「春のソナタ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「春のソナタ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス |
製作年 | 1990 |
公開年月日 | 1990年11月24日 |
上映時間 | 107分 |
製作会社 | レ・フィルム・デュ・ロザンジュ |
配給 | シネセゾン |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1990年9月下旬号 | 試写室 春のソナタ |
1990年10月上旬号 | グラビア 春のソナタ |
1990年10月下旬号 |
特集 春のソナタ エリック・ロメール論 特集 春のソナタ 作品評 外国映画紹介 春のソナタ |
1990年12月上旬号 | 外国映画批評 春のソナタ |