解説
2人の対照的な中年女性のそれぞれの愛、友情、家族問題を描く。製作はエドワード・ティーツ、アラン・バーンズ、監督・脚本はアラン・バーンズ、撮影はジョーダン・クローネンウェス、音楽はパトリック・ウィリアムズが担当。出演はメアリー・タイラー・ムーアほか。
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「女ざかり ホリーとサンディ」のストーリー
ホリー・デイヴィス(メアリー・タイラー・ムーア)は、地震学者の夫チップ(テッド・ダンソン)と2人の子供、キム(スーザン・リネル)とジェフ(ティモシー・ギブス)にかこまれて何不自由ない毎日を送っている。しかし、何かもの足りなさを感じる今日このごろ。彼女は近所のエアロビクス・クラブに通って汗を流している。一方、サンディ・ダンラップ(クリスティン・ラーティ)は、そんなホリーとは対照的なキャリア・ウーマン。彼女は地元のTV局KKACの女性キャスター。彼女も、エアロビクスに通っており、そこで2人は出会った。意気投合した2人は仕事のこと、人生のことを語り合う。やがてホリーがサンディを週末の土曜日に家へ招待した。幸せそうなホリーにある種の羨望を抱くサンディ。そんな彼女は、大ショックを受ける。何と、自分の不倫の相手が、ホリーの夫チップであることを知ったのだ。恋人が親友のダンナとは……。それを知っているのは、チップの同僚のハリー(サム・ウォーターストン)だけ。そんなこととは知らずディナーの準備を整えるホリー。遅れてやってきたチップ、ハリー、そしてサンディの間に気まずいものが流れる。チップは、サンディに、自分たちの愛は、ホリーとのそれとは違うと弁解した。しかし、サンディには理解できない。サンディとホリーの間の距離が、サンディの側から広がりはじめた。突然の事故が、また2人を固く結びつけることになった。チップが交通事故に遭いあっさり亡くなってしまったのだ。半狂乱になったホリーは、サンディの身体にすがった。葬儀も無事にすみ、ホリーはただの主婦から自立した女になることを強いられることになった。彼女はサンディと資金折半でへルスクラブを共同経営することになる。それから間もなく、ホリーは、夫の研究室を訪れ、そこで夫といっしょに写っているサンディの写真を発見し愕然とする。サンディのもとに乗り込み、怒りを叩きつけるホリー。さらに、彼女はサンディが、チップの子を身ごもっていることも知った。ホリーはその場で共同経営費の資金8000ドルを突き返した。間もなく、ホリーは男やもめのハリー父娘と遊園地に行き、その場でハリーから愛を告白された。やがてサンディが玉のような男の子を出産した。病院でサンディに改めて事情を聞くホリー。サンディが心の底から夫を愛していたことを知ったホリーは心のわだかまりが消えるのを感じた。今は親友母子の幸福を望むのだった。
「女ざかり ホリーとサンディ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「女ざかり ホリーとサンディ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1986 |
公開年月日 | 1987年4月11日 |
製作会社 | MTMエンタープライズ・プロ作品 |
配給 | ワーナー映画 |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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