プロヴァンス物語 マルセルの夏
ぷろばんすものがたりまるせるのなつ My Father's Glory- 上映日
- 1991年8月24日
- 製作国
- フランス
- 制作年
- 1990
- 上映時間
- 111分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- ドラマ
解説
19世紀末の南フランスに生まれた少年マルセルとその周りの人々の交流をノスタルジックに描いた心優しきヒューマン・ドラマ。本作と「マルセルのお城」の二部作で成っている。監督は「ぐうたらバンザイ!」のイヴ・ロベール、脚本はロベールとジェローム・トネール、ルイ・ヌスラの共同、撮影はロベール・アラズラキ、音楽はウラジミール・コスマが担当。「愛と宿命の泉」の原作者マルセル・パニョルの回想録が基になっている。出演はフィリップ・コーベール、ナタリー・ルーセル、ジュリアン・シアマーカほか。
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「プロヴァンス物語 マルセルの夏」のストーリー
一八九五年、マルセルは南フランスのマルセイユに近いオーバーニュに生まれた。父のジョゼフは小学校教師、母のオーギュスティーヌはお針子をしている美しい女性であった。マルセルが3歳のとき、一家はサン・ルノーに引越すが、その頃彼は字が読めるようになり、早熟を心配した母は、6歳になるまで字を読む事を禁じてしまった。やがて彼にポールという弟ができた。1900年、妹が生まれ、マルセルの世話をしていたローズおばさんが結婚した。そしてマルセル9歳の夏、一家は田舎の別荘を借りる事にした。病弱な母に新鮮な空気を吸わせるためだ。そこはまるでおとぎの国、マルセルにとって生涯で最も美しい日々の始まりでもあったのだ。初めての自然との対話、全てが幸福に満ちあふれている……。しかし、夏が終わり秋が訪れると、都会に帰りたくないマルセルは“仙人”になろうと父母に別れの手紙を書き、別荘を抜け出すが、急に怖くなってもどってきた。手紙は元のまま置いてあったが、朝食のとき、父は「きっと“仙人”の綴りも書けないだろう」とささやき、ハッとするマルセルを母は厳しく、そして優しくみつめていた。その日、降り出した雨は涙のようにマルセルの心を濡らした。かくして夏は終わり、マルセルは両親の大らかさに触れる事で、一つ大人になっていったのだった。
「プロヴァンス物語 マルセルの夏」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「プロヴァンス物語 マルセルの夏」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス |
製作年 | 1990 |
公開年月日 | 1991年8月24日 |
上映時間 | 111分 |
製作会社 | ゴーモン=ゴーモン・プロデュクシオン=プロデュクシオン・ドゥ・ラ・グビーユ=TFIフィルム・プロデュクシオン |
配給 | アルバトロス |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビー |
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