解説
セックスと政治が共存する、ドゥシャン・マカヴェイエフ監督の記念すべき長編処女作。身分の違うふたりの男の愛情生活と政治的立場を対比的に描き、そこから官僚制を批判している。さらに筋そのものとは関係なく、サーカスでのキワモノ的映像がインサートされるなど、マカヴェイエフに特徴的な多層構造の萌芽も見られる。
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ユーザーレビュー
「人間は鳥ではない」のストーリー
新しい機械を設置するため、エンジニアのルディンスキ(ヤネス・ヴローヴェッツ)が工場に派遣されてきた。彼は床屋で魅力的な理容師ライカ(ミレナ・ドラヴィッチ)に出会い、恋仲になる。だが仕事が忙しく、彼はライカをかまってやれない。そのため彼女はトラック運転手と浮気を始める。一方、工場で働くバルヴロヴィチ(ストーレ・アランデロヴィチ)は、酒場でケンカ騒ぎに巻き込まれ連行される。ルディンスキの部下ということでようやく釈放され家に帰ると、お気に入りのドレスがなくなったため妻(エヴァ・ラース)が泣いている。それを無視し、どなり散らすバルヴロヴィチ。ルディンスキとライカはなおも情事を続けていたが、ライカの会いはすでに冷めてしまっていた。やがて工場は完成し、記念の式典でベートーヴェンの第九交響曲の合唱が始まる。だが、そのころライカは運転手とともにいた。
「人間は鳥ではない」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「人間は鳥ではない」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | ユーゴスラビア |
製作年 | 1965 |
公開年月日 | 1991年9月15日 |
製作会社 | アヴァラ・フィルム |
配給 | コムストック |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |