解説
第二次大戦後の荒廃したミュンヘンを舞台に、夫の帰りを信じて待つ女性の悲しい運命をせつなく描くラヴ・ロマンス。監督・脚本・撮影は「夜のミルク」のヨゼフ・フィルスマイヤー、共同脚本はマーティン・クルーガー、共同撮影はオットー・カークホフ、音楽はノルベルト・ユルゲン・シュナイダーが担当。
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「カティの愛した人」のストーリー
美容師のカティ(ダーナ・ヴァブロヴァ)は、連日空襲の続くミュンヘンで、出征している夫フェリックス(ハンス・シュラー)の帰りをひたすら待ち侘びていた。しかし、日増しに激しくなる空襲に家を吹き飛ばされ、娘のマリーとともに、田舎へ疎開。戦争の終結とともに、二番目の娘、テレーヌが生まれる。戦後の『ラーマ・ダーマ』が始まると、カティは夫の写真を胸に駅へ通い続けるが、夫の姿はない。ある日カティは、夫の戦友だという青年ハンス(ヴェルナー・シュトッカー)に出会う。ハンスは大胆にカティへの好意を示し、始めは敬遠していたカティも、子供たちが彼になついていくにつれて、次第にハンスにひかれていく。一方で、カティの姉レニー(イヴァナ・チルコヴァ)は、アメリカの黒人兵と奔放な恋愛を続け、それを見ているカティの心は揺れ動いた。悩むカティを見守る隣人の学者ビゼニウス(ヨゼフ・ケムル)。そんな折、アメリカ兵に強姦されかけたカティは、ハンスに助けられる。激しく抱き締められ、ハンスへの愛を自覚するカティ。カティは夫の帰りをあきらめ、ハンスと子供たちとともに新しい家庭を築こうとする。幸せな数年間が過ぎるが、ある日突然、夫フェリックスが帰って来るのだった。
「カティの愛した人」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「カティの愛した人」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ラブロマンス |
製作国 | ドイツ |
製作年 | 1991 |
公開年月日 | 1992年4月25日 |
製作会社 | ペラトンフィルム |
配給 | 大映 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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