解説
1970年6月にヒマラヤ山脈のナンガ・パルバート初登攀を成功させたドイツの遠征隊が、遭難者の救助などを巡ってメンバーと隊長が対立する事件が起きた。弟を失い、事件の当事者となったラインホルト・メスナーが参加して事件の全貌を映画化。出演は「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」のフロリアン・シュテッター。
ユーザーレビュー
「ヒマラヤ 運命の山」のストーリー
幼い頃からヒマラヤ山脈にある標高8,125mのナンガ・パルバート登攀を夢見ていたラインホルト(フロリアン・シュテッター)とギュンター(アンドレアス・トビアス)のメスナー兄弟。成長してドイツの登山界で名を知られるようになった2人に、ナンガ・パルバートにあるルパール壁登攀のチャンスが訪れる。1970年のことだった。ラインホルトが遠征隊に招待されたのだ。兄の影に隠れることに苛立ちを覚えたギュンターだったが、欠員の生じた遠征隊に、兄の推薦を受けて参加が決まる。カール・マリア・ヘルリヒコッファー博士(マール・マルコヴィス)のもと、パキスタンへ向かう遠征隊。ルパール壁への何度もの挑戦と失敗を経験したヘルリヒコッファーはエリート登山家たちを集結させた今回こそ、難壁の制覇に燃えていた。ラインホルトのチームと、彼に対抗心を燃やすオーストリア軍隊出身のフェリックス・クーエン(シュテファン・シュローダー)の2チームを競うかのように登頂させるヘルリヒコッファー。苦難の連続の登頂にチームが分裂していく中、ラインホルトとギュンターは苦難を乗り越え、ルパール壁初登攀に成功する。だがその喜びもつかの間、ギュンターが高山病にかかり、予定の下山ルートを辿ることができなくなってしまう。やがて、弟の姿を見失うラインホルト。最後の連絡から8日後、ボロボロになったラインホルトは、メスナー兄弟の帰還を断念し、フェリックスたちの成功を持って帰国途中だった遠征隊と運よく遭遇。しかし、そこに弟の姿はなかった。帰国したラインホルトを待っていたのは、”ヘルリヒコッファー遠征隊の初登攀の成功”と”ギュンターの死はラインホルトの責任”と糾弾する新聞記事だった。身も心も深く傷ついた彼は、退院後故郷に戻り、遺体のない葬式を執り行った。そして8年後、彼は2度目の登攀に成功する。装備もなく、酸素もなく、弟の姿もなく、たったひとりで。
「ヒマラヤ 運命の山」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ヒマラヤ 運命の山」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | ドイツ |
製作年 | 2009 |
公開年月日 | 2011年8月6日 |
上映時間 | 104分 |
製作会社 | Perathon Film-und Fernsehproduktions GmbH |
配給 | フェイス・トゥ・フェイス |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 不明 |
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2011年8月下旬号 |
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