解説
デンマークのコペンハーゲンを舞台に、幾つかの愛を経験し、傷つきながらも自立していく、18歳の少女の青春を描く。原作は、ケアステン・トールップのベストセラー小説『天国と地獄』。監督は、脚本も手掛けるモーテン・アーンフレーズ、製作はマズ・エグモント・クリステンセンと「アーリー・スプリング」のティーヴィ・マグヌッソン。脚本はヨーン・ユングダール、撮影はディアク・ブリーエル、音楽はオーレ・アーンフレーズが担当。
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「マリアの泉」のストーリー
1960年代後半のコペンハーゲンは、若者を中心としたフラワー・パワー、学生や労働者たちのデモ行進が続く、反体制の時代の真っ只中にあった。その中で、18歳の少女マリア(カリーナ・スカンズ)は、有名な音楽学校コンセルバリーに通い、ヴァイオリンの練習に明け暮れる毎日を送っていた。ある日、いつものヴァイオリンの練習中、教師は突然マリアを求める。日頃から教師に好意を抱いていたマリアは、驚きながらも、未知のものへの憧れから、彼を受け入れた。子供ができるのではないかという不安に悩む一方で、教師への思いをつのらせるマリア。しかし、教師には妻子がいて、マリアを冷たく突き放す。幼いマリアは絶望して自殺を図るが、一命をとりとめる。ヴァイオリンを捨て、両親のもとを去ったマリアは、街でウェイターのジョニ(オーレ・レムメケ)と知り合い、同棲を始めた。ジョニは真面目で仕事熱心な青年で、ひたすらにマリアを愛する。だが、実は、ジョニには別に愛している男がいたのだ。マリアはショックをうけ、ジョニのもとを去るが、愛の悲しみを知って成長した彼女は、自分自身に忠実に生きようと、再びヴァイオリンを手にするのだった。
「マリアの泉」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「マリアの泉」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | デンマーク |
製作年 | 1988 |
公開年月日 | 1992年5月6日 |
製作会社 | メトロノーム・プロ |
配給 | アルバトロス |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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