セリーヌとジュリーは舟でゆく

せりーぬとじゅりーはふねでゆく Celine and Julie Go Boating
上映日
1993年7月17日

製作国
フランス

制作年
1974
上映時間
193分

ジャンル
ファンタジー

check解説

魔法のキャンディの力で夢の世界へ自由に行き来する二人の女の冒険を描くファンタジー。監督は「美しき諍い女」のジャック・リヴェット。製作は「北の橋」のバーベット・シュローダー。脚本はリヴェットと、「巴里ホテルの人々」のジュリエット・ベルト、「ジョナスは2000年に25才になる」のドミニク・ラブリエ、「北の橋」のビュル・オジェ、「バロッコ」のマリー・フランス・ピジェら四人の出演者たちの共同。撮影はジャック・ルナール。音楽は「厚化粧の女」のジャン・マリー・セニアが担当。他の出演は「ロザリンとライオン」のフィリップ・クレヴノなど。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
  • 【DVD】ジャック・リヴェット傑作選 DVD-BOX

  • 【DVD】ジャック・リヴェット監督作品DVD-BOX

  • 【DVD】セリーヌとジュリーは舟でゆく

  • 【DVD】セリーヌとジュリーは舟でゆく

TVで観る

ユーザーレビュー

「セリーヌとジュリーは舟でゆく」のストーリー

公園のベンチでジュリー(ドミニク・ラブリエ)は魔術の本を読んでいる。そこにセリーヌ(ジュリエット・ベルト)が走ってきて、落とし物をし、走り去る。ジュリーはそれを拾い、渡そうと追いかける。やがてセリーヌはホテルで、魔術師と称しチェック・インする。翌朝ジュリーはホテルのロビーで、セリーヌに落とし物のスカーフを渡す。ジュリーは図書館員、その図書館にセリーヌの姿が見える。ジュリーがアパートに帰ると、怪我をしたセリーヌがドアの前に佇んでいた。翌日、ジュリーは校外の屋敷に出掛け、セリーヌはジュリーの玩具箱から屋敷の写真を見つける。そこにジュリーの幼友達のグレゴワール(フィリップ・クレヴノ)から電話があり、セリーヌはジュリーになりすまし、グレゴワールを侮辱する。屋敷から抜け出したジュリーは記憶があいまいになっている。セリーヌはバーで手品を披露している。ジュリーはそれを見物しながら、屋敷の中の映像を幻視する。部屋に戻ったふたりは、屋敷の謎を解こうとする。ジュリーは屋敷から出る時口にしていたキャンディを舐めると、幻視できることに気づく。さらに翌日、セリーヌが屋敷に出掛けていく。ジュリーもセリーヌを助けにいくが中に入れない。戻ったふたりはキャンディを舐めて、夢のような物語のあらすじをつかもうとする--妻に先立たれたオリヴィエ(バーベット・シュローダー)という男が、娘のマドリン(ナタリー・アズナル)と義理の姉カミーユ(ビュル・オジェ)、亡妻の友人ソフィ(マリー・フランス・ピジェ)と屋敷で暮らしている。カミーユとソフィはどちらもオリヴィエを愛しているのだが、妻の遺言でマドリンのいる間はオリヴィエは再婚できない。ふたりのうちどちらかがマドリンを殺そうとしている。病弱なマドリンのために付き添い看護婦として働いているのがセリーヌとジュリー。物語の結末では、マドリンが毒殺されてしまう--キャンディがなくなり続きが見られなくなったふたりは、魔術本を図書館から盗み、それを参考に薬を調合する。薬を飲んだふたりは、夢の中に入り込み、自分たちの意志で行動できるようになる。ふたりはマドリンを助け出し、池の上を滑るボートに乗って去っていく……。そして再び冒頭の場面。公園のベンチでセリーヌは魔術の本を読んでいる。そこに今度はジュリーが走ってきて落とし物をしていく。追いかけるジュリー・・・。

「セリーヌとジュリーは舟でゆく」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「セリーヌとジュリーは舟でゆく」のスペック

基本情報
ジャンル ファンタジー
製作国 フランス
製作年 1974
公開年月日 1993年7月17日
上映時間 193分
製作会社 アクション・フィルム=レ・フィルム・クリスチャン・フェンチャー=レ・フィルム・デュ・ローザンヌ=レ・フィルム7=レン・プロ=サーガ=シーモア・プロ=VMプロ
配給 コムストック=テレビ東京
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
音量 モノラル
コピーライト (C)1974 Les Films du losange

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
2022年4月下旬号 UPCOMING 新作紹介 「デュエル」
UPCOMING 新作紹介 「特集上映「ジャック・リヴェット映画祭」」
1993年7月下旬号 巻頭特集 ジュラシック・パーク イントロダクション
巻頭特集 ジュラシック・パーク 現地公開レポート
巻頭特集 ジュラシック・パーク 恐竜映画の系譜
巻頭特集 ジュラシック・パーク スピルバーグ論
巻頭特集 ジュラシック・パーク 「ジュラシック・パーク」プロダクション・ノート
巻頭特集 ジュラシック・パーク 原作者マイケル・クライトン来日コメント
グラビア《New Release》(新作映画紹介) セリーヌとジュリーは舟でゆく
1993年9月上旬号 グラビア《Talky talk》 「ジュラシック・パーク」の人気
外国映画紹介 ジュラシック・パーク
グラビア ジュリオの当惑
外国映画批評 セリーヌとジュリーは舟でゆく
1993年11月上旬号 外国映画紹介 セリーヌとジュリーは舟でゆく