解説
「不思議の国のアリス(1933)」「ママはパパが好き」のノーマン・マクロードが監督に当たった映画で、ラジオ界の人気テナー、ラニー・ロスが「ママはパパが好き」のチャーリー・ラッグルス及びメエリー・ボーランドと共に主演するもの。原作はフランク・レオン・スミスの短編で「トパーズ(1933)」のベン・W・レヴィーが脚色し、「坊やが盗まれた」のジェーン・ストームが台本を作製した。撮影は「不思議の国のアリス(1933)」のヘンリー・シャープが受持っている。助演者は「彼女の戦術」のジョージ・ミーカー「肉体」のハーマンビング、ゲール四姉妹中のジョーン、ジェーン、ジューンの三人等である。
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ユーザーレビュー
「風の接吻」のストーリー
ジョン・クラドックはジェーン・プロジェットを一目見て好きになってしまった。ジェーンもウェイスリイ・ブレッブルという婚約の男があったにも拘わらず、ジョンが好きになって彼の求婚を父に謀った。ところが父はジョンが嫌いだった。父は稀代の蒐集癖を持った男で、道楽のない男は嫌いだった。ジョンはジェーンの知恵で、山のてっぺんに名前の頭文字を彫ることが道楽だというが、父は道楽は蒐集に限ると一蹴した。やがて、プロジェットの一家はヨーロッパ旅行に出かけた。ジョンも彼らの後を追って出かけた。スイスのイルデンホーン山の頂上に頭文字を彫ろうというのである。スイスで、父は牛が二百年も前の銀の鈴をつけているのを見て、それが欲しくなった。同時に、ジョンの鼻をあかさんと単身イルデンホーンに登って頭文字を彫った。しかし、その上方にジョンの頭文字が既に彫ってあったので、父は機嫌頗る斜であった。ジョンは鈴を盗んで、父に与えようとしたが、受け取らないので、そっと父のポケットへ忍ばせた。やがて鈴泥棒の詮議が始まり、父は投獄された。ジョンは父を救おうとして、今度は自分が獄舎に投り込まれた。そこへウェイスリイがやってきて、一行はパリへ行くことになったが、ジェーンは単身ジョンを救おうとし、たちまち捕まって牢に入れられた。パリゆきの一行は出発した。ジョンとジェーンは相擁して獄舎の窓から別れを告げるのであった。
「風の接吻」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「風の接吻」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1934 |
製作会社 | パラマウント映画 |
レイティング |