往生安楽国

おうじょうあんらくこく
上映日
1978年5月6日

製作国
日本

制作年
1978
上映時間
92分

レーティング
一般映画
ジャンル
エロス

check解説

夜も昼もひたすらセックスに没頭し、地獄の浮世の風の中を、極楽を求めて木の葉のようにさすらう男と女を描く。脚本、監督、撮影を「西陣心中」の高林陽一が担当している。
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「往生安楽国」のストーリー

春たけなわ。レンゲ畑で若い男と女が睦み合っている。全裸の大らかなセックス。山を越え、峠を越えた山間の小さな村、赤い太陽、咲き匂う花、別れ道、山寺、暮れなづむ山の稜線、まるで童画のように静かで美しい村。人生に疲れ、傷つき果てた人々が、極楽を求めて、この村にやって来る。然し、其処は地獄、きびしい浮世の風が吹いていた。老いて苦しむ夫を、しめ殺した老婆が廃屋にいた。そこへ生み落した赤児を駅のコインロッカーに捨てた、都会の若い女が逃げこんで来る。二人の殺人者の異様な共同生活。故郷を出て旅から旅へ三味線をひいてさすらう女。母を求めてこの村に来た中年男。楽な日なんて一日もなかった、死んだふりして生きて来ましたとつぶやく五十女。そんな人々が各々の想いを抱いてこの村にたどりつく。極楽を求めて人はさすらい、いつも同じところを堂々めぐりしているだけである。安楽の国は果して何処にあるのだろうか、今日も又、若い男と女が睦みあっている。いいか?いい……いい。ああ極楽……。

「往生安楽国」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「往生安楽国」のスペック

基本情報
ジャンル エロス
製作国 日本
製作年 1978
公開年月日 1978年5月6日
上映時間 92分
製作会社 たかばやしよういちプロダクション
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ

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