解説
「新夫婦読本 若奥様は売れっ子」の高橋二三の脚本を、昇進第一回の寺島久が監督した青春音楽喜劇。撮影は「轢き逃げ族」の渡辺徹。
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「悲しき60才」のストーリー
このミュージカルは日本のムスターファ九三衛門がお加代さんに再会する日を夢見て、マネービルに専念しているところから始まります。第一のショー「悲しき六〇才」--セスナ機で四〇年ぶりで帰国した億万長者九三衛門は、恋人のお加代が六〇のお婆さんになったのをみてがっくり、途端に入れ歯をのみこんで天国に行ってしまいます。第二のショウ「聖者が街へやってくる」天国の番人ジェリーは「私にもう一度青春をやり直させて下さい」という九三衛門の願いを聞き、下界用のテレビでその身代り候補を探します。そのテレビに映ったのは、加代の兄藤夫と一緒につとめている九助でした。第三のショウ「愛しのクレメンタイン」九助はアメリカへ渡った夢をみています。そこで一旗あげる気でした。第四のショウ「悲しきインディアン」九助と加代の扮するインディアンがラブシーンをしているところへ、藤夫が割って入り九肋の夢はさめます。藤夫は有望なボクサーでしたが、星山にそそのかされた八百長のためにボクサーとして除名されています。しかし、藤夫は星山の娘サユリに慕われています。第六のショウ「それが悩みさ」--藤夫のいた浦島ジムの会長は、九助にボクサーになれとすすめた。九助の“すてきなタイミング”のリズムに合わせた拳闘は、ティカティカと相手を次々にノックダウン、全日本フライ級のタイトルマッチをやることになります。第七のショウ「じんじろげ」--加代はお宮に願かけて九助の勝利を祈ります。九助は八百長を強いられますが、断ります。九助がチャンピオンをノックアウトした時、チンピラの投げたナイフが九助の胸につきささりました。天国でこれを見ていた九三衛門は、ジェリーに頼んで九助を生きかえらせてやります。よるこぶ加代や藤夫やサユリ。九三衛門はニッコリ天国への階段をのぼって行くのでした。
「悲しき60才」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「悲しき60才」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1961 |
公開年月日 | 1961年4月5日 |
上映時間 | 71分 |
製作会社 | 大映東京 |
配給 | 大映 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | モノラル |
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