解説
2組の夫婦が引き起こす殺人劇の顛末を、一人の人妻に語らせるという形式で描くサスペンス・ドラマ。監督は「モダーンズ」のアラン・ルドルフ。製作はジョン・フィードラーとマーク・ターロフ。エグゼクティヴ・プロデューサーは「熱き愛に時は流れて」の監督のテイラー・ハックフォードとスチュアート・ベンジャミン。脚本はウィリアム・ライリーとクロード・カービン。撮影はエリオット・デイヴィス。音楽はマーク・アイシャムという近年のルドルフ作品の常連が担当。
ユーザーレビュー
「愛を殺さないで」のストーリー
殺人事件の重要参考人シンシア・ケロッグ(デミ・ムーア)の取り調べが主任捜査官ウッズ(ハーヴェイ・カイテル)らによって始められようとしていた。彼女の幼馴染みの親友ジョイス(グレン・ヘドリー)は結婚式の日から夫ジェームズ(ブルース・ウィリス)との諍いが絶えなかった。彼はヤク中のろくでなしだった。ある日、女二人で計画したカーニバルでの気晴らしに強引にジェームスがついてきた。そこでちょっと目を離した隙にジョイスがジェームズを抹殺していた。二人は死体を捨て、口裏を合わせて殺人の事実を隠そうとする。しかし、帰宅したシンシアは夫アーサー(ジョン・パンコウ)に話してしまう。金儲けしか頭にないエゴイストのアーサーはシンシアをなじり、警察に事実を伏せるよう命じた。やがて死体が発見され、二人はうまく切り抜けたが、シンシアがアーサーに話したことを知ったジョイスは激怒、彼の口を塞がねばと言った。やがて、親の家に子供と一緒に行ったシンシアは、ジョイスからの電話でアーサーは家に一人だと言ってしまった。彼女が帰宅すると、アーサーは殺されていた……。ウッズは強く真実を告げるようにシンシアに迫り、彼女を釈放した。収監されたジョイスと目を合わせるシンシア。車の中で、シンシアはジェームスを殺したのは自分であることを回想する。そして、真実を告げるため警察署に戻っていった。
「愛を殺さないで」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「愛を殺さないで」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | サスペンス・ミステリー ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1991 |
公開年月日 | 1991年11月2日 |
上映時間 | 103分 |
製作会社 | コロンビア映画 |
配給 | コロンビア・トライスター |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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