解説
笹沢左保の原作『廃虚の周囲』を芦沢俊郎が脚色し、「おしゃべりな真珠」以来四年ぶりの川頭義郎がメガホンを取っている。撮影は、「永訣 わかれ」の長岡博之が担当した。
ユーザーレビュー
「いつか来るさよなら」のストーリー
千田弘は、父・康弘の病院の看護婦・由里子に秘かな心を寄せていた。しかし、運命のいたずらから、父が由里子と結婚し、弘は家を出て、友だちの下宿に転がり込み、酒とバクチの、荒廃した生活を送っていた。弘は、偶然、実母に再会した。彼女は、医師・石垣と関係して、千田家を追われた身だが、その石垣が、過去の関係から、由里子をゆすろうとしていることを知った。弘は、由里子を呪ったが、翌日、由里子と対決し、父に全てを告白せよと迫った。しかし、弘は話の腰を折り、由里子の告白を防げた。その晩、弘は、病院の金庫から金を盗もうとして発見され、父に殴打された。そのことから、由里子は、弘の愛情を感じたが、心労のため病に倒れた。そして父の不在の晩、服毒自殺を図ったが、弘に見つかり、失敗した。由里子の窮地を救うため、弘は石垣を毒殺し、由里子に付き添われて自首した。
「いつか来るさよなら」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「いつか来るさよなら」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1969 |
公開年月日 | 1969年12月17日 |
上映時間 | 88分 |
製作会社 | 松竹 |
配給 | 松竹 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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