解説
「キートンのエキストラ」「キートンの決死隊」と同じくバスター・キートンが主演し、エドワード・セジウィックが監督する映画で、原作はチャールズ・W・ベル及びマック・スウォン合作になる舞台劇、それから「黎明の剣士」「キートンのエキストラ」のリチャード・スカイヤーが撮影台本を作り、台詞を執筆し、「エキストラ」「決死隊」同様レナード・スミスがカメラをクランクした。主演者を助けて「マダム・サタン」「飛び入り婿君」のレヂノルド・デニー、舞台から来たシャーロット・グリーンウッド、ドロシー・クリスティー、ジョーン・ピアース、「決死隊」のサリー・アイラース、その他が顔を出している。
ユーザーレビュー
「キートンの恋愛指南番」のストーリー
ジェフリー・ヘイウッドはヴァージニアと1日も早く結婚したいと切りに望んでいるが、思ったようにスラスラと行かない理由がある。というのはヴァージニアは母の遺言で姉のアンジェリカが良人を持たぬうちは結婚できないからだ。ところが、このアンジェリカという娘ときたらなかなかのえり好み屋で、ただの男では素直にうんと言わないたちの女である。この難関があるためにジェフリーはいつも気が気ではない。しかるにある日、彼は街で電柱調べのレギーを車の下敷きにしてしまう。とり合えず娘達の家へかつぎ込んだ時、その男の名前のことから彼は無類の一策を考えだした。当時レギーという女たらしで有名な男がいたのを利用し彼はさっそくこのけが人をそれに仕立てアンジェリカに真面目な顔をして注意を与える。これはたちまち功を奏した。アンジェリカは石そのもののごとき表情を持ったレギーに素晴らしい魅惑を感じた。そして何とかしてレギーの心を捕らえようと決心する。だがレギーを夢中にさせるためにはそれだけで安心してはいられない。そこでジェフリーは女新聞記者ポリーを買収して回復したレギーと某ホテルに止まらせ故意にアンジェリカの目にかからせる。ジェフリーの策略は守備よく筋書き通りに運んだが、不意にに意外なことが勃発した。同宿の客で非常に嫉妬深い男がレギーを女房の恋人と早合点したのである。これがためピストル騒ぎや追跡、格闘等ホテル中が阿鼻叫喚、混乱ちまたと化す。が結局誤解もとけ人畜に被害なく事件が鎮まった時、2組の結婚式が挙行された。それは言うまでもなくジェフリーとヴァージニア、それからレギーとアンジェリカのことである。
「キートンの恋愛指南番」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「キートンの恋愛指南番」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | コメディ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1931 |
公開年月日 | 1931年7月15日 |
上映時間 | 73分 |
製作会社 | M.G.M 映画 |
配給 | MGM支社 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | モノクロ/スタンダ-ド |
音量 | モノラル |