解説
ピッツバーグの製鉄所跡地を舞台に、日米経済摩擦の問題を浮かび上がらせた社会派ミステリー。監督は吉田博昭。彼はロバート・レッドフォード主宰のサンダンス・インスティチュートに招かれた日本人監督で、講師のオリバー・ストーンが彼の才能を評価し、製作を買って出たことからこの作品はできあがった。原作は芥川龍之介の「藪の中」。脚本はティム・メトカーフ。撮影は三枝盛男。音楽はスタンリー・マイヤーズ。編集はボニー・コーラー。美術はトビー・コーベット。出演は、「ホワイトハンター ブラックハート」のジェフ・フェイヒー、「アサシン」のブリジット・フォンダ、「ジュリエット・ゲーム」の村上弘明。
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「アイアン・メイズ ピッツバーグの幻想」のストーリー
日本人青年実業家のスギタ・ジュンイチ(村上弘明)は、ピッツバーグ郊外の鉄鋼場跡地に遊園地を建設しようとしていたが、製鉄所の中で何者かに襲われ、瀕死の重症を負った。事件の発生から数時間後、地元の労働者バリー(ジェフ・フェイヒー)が警察に自首してきた。彼は、スギタを殴ったのは襲われたからだと正当防衛を主張した。事件当初から姿を消していたスギタの妻クリス(ブリジット・フォンダ)は、警察署長ジャック・ルール(J・T・ウォルシュ)にあてて電話をかけてきて、バリーとの秘めた関係を告白した。ところが、スギタがまだ生きていると聞くと、再度電話を掛けてきて前の証言を撤回した。バリーとクリスの供述にジャックは当惑するが、製鉄所付近に住む少年マイキーが事件の鍵を握っているとの目星をつけ、彼を捜索することに決めた。そんなとき、クリスがついに姿を現し真実を告白、自首することを決意するのだった。
「アイアン・メイズ ピッツバーグの幻想」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「アイアン・メイズ ピッツバーグの幻想」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 サスペンス・ミステリー |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1991 |
公開年月日 | 1991年10月10日 |
製作会社 | トランス=トーキョー・コーポレーション・プロ作品 |
配給 | UIP |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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