われは海の子(1956)

われはうみのこ
上映日
1956年10月31日

製作国
日本

制作年
1956
上映時間
69分

レーティング
ジャンル
ドラマ

check解説

黒潮洗う荒磯に父を海にうばわれ、なお海に生きる少年と母の物語。久藤達郎の戯曲から、「夜あけ朝あけ」の片岡薫と「石合戦」の村山亜土が共同で脚本執筆、「病妻物語 あやに愛しき」に次ぎ宇野重吉が監督する。撮影は荒牧正の担当。主人公の少年に劇団虹の橋の相良和文が扮するほか、赤木蘭子、滝沢修、高野由美、小夜福子、大町文夫、下元勉、宇野重吉など劇団民芸が総出演する。
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「われは海の子(1956)」のストーリー

漁婦マキの夫は漁船の機関士だったが遭難に会い、浜辺に上ったのは愛用の麦藁帽子一つだけ。マキは一人息子の一郎を、夫を失った海へどうしても入れようとしなかった。だが母親の願いも、海に憧れる一郎の気持を消すことは出来ない。そうした一郎も、夏休みの或る日、魚の行商に汗水たらす母の姿を見る中、母の切願通りにしようと決心する。しかし仲間の誘いをことわって机に向ったものの、海の呼び声には勝てず、遂に家を飛出し、皆と一諸に小舟を操って、岬にある水産学校の練習船を見に出かける。遊び疲れた少年達の帰りは遅い。心配した村では篝火をたき、救援の船を出す。村に漕ぎ戻る船上、艪を使う一郎は、ありありと父の幻影を見、漕ぐ手にぐんぐん力が入る。村人の助力で子供等は無事帰還。かけ寄る母親に一郎は「父ちゃんに会ったぞ!」と叫ぶ。一郎の父は、海になお生きている。「もう海さ入んななんて言わねえぞ」というマキ。やがて船出の日、一郎は父の形身の帽子をふりながら、喜びと悲しみをこめて見送るマキを残し、海へと出て行った。

「われは海の子(1956)」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「われは海の子(1956)」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1956
公開年月日 1956年10月31日
上映時間 69分
製作会社 劇団民芸=教育映画配給社
配給 日活
レイティング
カラー/サイズ モノクロ

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