解説
コピーライターがある日、嘘をつくのをやめて本音のコピーを書き出したことから病院送りになってしまう、というコメディー。エグゼクティヴ・プロデューサーはロバート・K・ウェイス、製作はトーマス・バラッド、監督は「ナイスガイ・ニューヨーク」のトニー・ビル、脚本はミッチ・マルコウィッツ、撮影はビクター・J・ケンパー、音楽はクリフ・エイデルマンが担当。出演はダドリー・ムーア、ダリル・ハンナほか。
ユーザーレビュー
「クレイジー・ピープル」のストーリー
腕利きの宣伝マン、エモリー・リーソン(ダドリー・ムーア)は嘘八百のコピーを並べ立てることにうんざりして、ありのままを言ったコピーを提出する。しかし社長はカンカン、たちまち彼は療養の名目でサナトリウム送りに。荒廃した生活を送り、心を閉ざしがちだったリーソンにそこで声をかけてきたのは若く美しいキャシー・バージェス(ダリル・ハンナ)。そしていつしか2人は魅かれ合ってゆく。一方、会社ではリーンンの書いたコピーが間違って出稿され、あろうことかそれが大ヒットしてしまう。あわてた会社は彼を呼び戻そうとするが拒否され、キャシーの提案で患者たちによるグループセラピーを兼ねたコピー創作作業がスタートした。そこで生まれた本音のコピーはできのいいものばかり。さらには患者たちはこの作業を通して社会復帰への自信を取り戻していった。リーソンも例外ではなく、彼が退院してしまうのではないかと心配するキャシーに、リーソンは彼女を迎えに来るはずの兄アダムが来るまでは一緒にいると約束する。しかし相変わらずうるさい存在のリーソンを追い払って、残りの患者を絞り上げることを企てる社長は院長を買収し、キャシーにもはや治療の必要はないと訴えるリーソンに、アダムはキャシーの妄想の産物に過ぎないと告げさせる。ショックを受けたリーソンは失意の中サナトリウムを去るが、そんな彼にキャシーから兄アダムの写真が送られてきた。いないと思われていた兄は実は軍隊に入っていたのであり、彼の操縦するヘリコプターで病院から脱出したキャシーら患者たちは、リーソンと共に広告会社を開いて成功を収めるのだった。
「クレイジー・ピープル」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「クレイジー・ピープル」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1990 |
公開年月日 | 1991年3月21日 |
製作会社 | パラマウント作品 |
配給 | パラマウント=UIP |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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1991年4月下旬号 |
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